インタラクティブコンテンツとは、ユーザーとの間で、双方向でのコミュニケーションがとれるコンテンツ全般を指します。
名前にピンと来ずとも、SNSで「いいね!」や「コメント」をした経験のある人は多いのではないでしょうか。
もしくは、見積もり計算のできる保険のホームページや、チャットボットによるFAQサポートを利用したことがあるかもしれません。
これらは全て「インタラクティブコンテンツ」と呼ばれています。
普段、何気なくふれる機会の増えているインタラクティブコンテンツとは、どういったものなのか解説していきます。
インタラクティブコンテンツとは?
ユーザー側から能動的にアクションできるコンテンツ全般を「インタラクティブ(双方向性のある)コンテンツ」と呼びます。
逆に、ユーザーが情報を受け取るだけのブログやホームページは、「パッシブ(受動的な)コンテンツ」と呼ばれます。
通常、ホームページやWebコンテンツには、ユーザーに有益な情報が掲載されています。
しかし、情報を並べて掲載するだけでは、ユーザーと適切なコミュニケーションが取れているとは言えません。
インタラクティブコンテンツを活用すれば、仕掛けのあるコンテンツを通じてユーザーと双方向のコミュニケーションを取れます。
また、視覚的にも目立つため、ユーザーにアクションを起こしてもらいやすいことが特徴です。
ユーザーは情報を受け取るだけでなく、自らの意思でページを選択したり、コンテンツを視聴したりできます。
つまり、よく設計されたインタラクティブコンテンツは、商品やサービスのユーザー理解を深め、ユーザーが見込み顧客になる可能性を向上させます。
インタラクティブコンテンツのメリット
ユーザーと双方向のコミュニケーションが取れるインタラクティブコンテンツのメリットは何でしょうか。
ユーザーが能動的にアクションできることで、得られるメリットが3つあります。
- ユーザーの購買意欲を上げる
- ユーザー情報の収集
- 良質なコンテンツ制作を目指せる
ひとつずつ見ていきましょう。
ユーザーの購買意欲を上げる
インタラクティブコンテンツは、ユーザー自ら欲しい情報を選べるため、能動的なアクションを引き出します。
能動的に動くことで、回遊率が高まり滞在時間も延びます。
さらに、ユーザーのアクションから、望む情報をうまく伝えるサポートができれば、ユーザーの満足度も上がり、購買意欲が高まるでしょう。
良い利用体験をしたユーザーは、定期的にコンテンツを訪れたり、友人に情報をシェアしたりするかもしれません。
このように購買意欲によい影響をもたらすことは、インタラクティブコンテンツのメリットといえるでしょう。
ユーザー情報の収集
パッシブコンテンツでは、能動性の促進に欠けるため、ユーザーは警戒心が勝り、個人情報の入力をためらってしまいます。
インタラクティブコンテンツは、ユーザーが情報を得るために積極的にアクションするので、詳細な情報を収集しやすいでしょう。
たとえば、インタラクティブ動画では、視聴時間などの指標以外に、「どの箇所が何回クリックされたか」など、より深い解析データを取得できます。
インタラクティブコンテンツで収集したユーザー情報は、その後の営業活動やその自動化にも役立ちます。
良質なコンテンツ制作を目指せる
インタラクティブコンテンツでは、ユーザーの積極的なアクションを解析できます。
パッシブコンテンツに比べ、解析できる情報量が圧倒的に増えるので、ホームページやコンテンツの改善点が明確になりやすいでしょう。
つまり、ユーザーのアクションというフィードバックを得て改善をくり返すことで、情報が適切に伝わる良質なコンテンツを目指せるのです。
インタラクティブコンテンツのデメリット
インタラクティブコンテンツのデメリットには下記の2点が挙げられます。
- コストがかかる
- ヒューマンリソースが必要
インタラクティブコンテンツは、ユーザーが能動的なアクションを起こしやすいよう、コンテンツに工夫が必要です。
デメリットを説明していきます。
コストがかかる
X(旧Twitter)の投票機能やInstagramのアンケート機能など、無料のインタラクティブ機能を持つツールはいくつかあります。
しかし、本格的なインタラクティブコンテンツ作成ツールを利用するには、定期的なコストがかかります。
また、インタラクティブコンテンツを導入する際、外部へ開発やデザインを依頼することもあるでしょう。
コンテンツによって、開発期間やコストが多くかかる可能性もあります。
ヒューマンリソースが必要
インタラクティブコンテンツの開発には、専門的なスキルを持ったヒューマンリソースの確保が重要です。
たとえば、ユーザーを惹きつける企画やデザインスキル、さまざまなアクションを予想した分岐機能の開発スキルが必要な場合もあるでしょう。
また、プログラミングなどのデジタル技術、収集したユーザーデータの解析スキルなども重要です。
外部への開発やデザインの依頼も視野に入れつつ、必要なヒューマンリソースを確保しましょう。
インタラクティブコンテンツの種類
具体的なインタラクティブコンテンツとはどんなものがあるのでしょう。
- インタラクティブ動画
- 計算ツール
- クイズやゲーム
- 電子書籍
- チャットボット
代表的なものを見ていきましょう。
インタラクティブ動画
ユーザーのタップやクリックに合わせ、情報表示やストーリー分岐をする動画がインタラクティブ動画です。
360度視点移動できるような動画もあり、採用ページの社内見学や不動産会社の内見ページなどに見られます。
インタラクティブ動画は、コンテンツ上でそのまま動画が視聴できるので、利便性の面でもユーザーの利用体験を向上させます。
ユーザーアクションの延長線上に商品情報をポップアップしたり、申込画面に直接誘導したりできるため、購買率アップにも有効です。
計算ツール
見積もり計算など、数字や情報を入力するとユーザーにとって適切な情報が表示されるインタラクティブコンテンツです。
たとえば、引っ越し会社のホームページでは、住所や荷物の量を入力すると、引っ越しの見積もりをホームページ上で行うことができます。
同様に、保険会社のホームページでは、年齢や家族構成を入力すると、保険の種類や見積もりを比べられます。
ユーザーが自身で様々なパターンの見積もりを見ることができるので、納得した上での申込を獲得できるのです。
ユーザーの「自身で比べたい」というニーズを満たしたコンテンツといえるでしょう。
クイズやゲーム
質問と回答で構成される、クイズやゲームでエンターテイメント性を持たせたインタラクティブコンテンツです。
おもに、商品やブランドの理解促進を助けるコンテンツです。
また、診断型の質問で、ユーザーの潜在的な悩みを掘りおこし、悩み解決に貢献できる商品を表示するものもあります。
直感的に回答できるコンテンツと親しみやすいビジュアルにすることで、ユーザーがアクションしやすいコンテンツといえます。
電子書籍
従来の電子カタログや電子書籍(e-book)に、動画やインフォグラフィックなどのインタラクティブ要素を加えたものです。
目次から読みたい箇所へ飛べるリンク機能や、書籍内で動画やグラフの遷移なども閲覧できます。
辞書機能やマーカー機能もあり、実際の読書を超えるユーザー体験を提供しています。
チャットボット
チャットボットは、ホームページやアプリ上でユーザーの問合せに、自動的に回答するインタラクティブコンテンツです。
チャットボット導入により、24時間365日ユーザーの疑問や悩みに対応できます。
銀行業など、ユーザー側にとって緊急性の高い問合せの多い業界にとって、問題の早期解決は大きなメリットといえるでしょう。
また、チャットボットはオンラインショッピングのサポートなど、営業や接客活動の効率化にも貢献しています。
インタラクティブコンテンツを利用する際のポイント
インタラクティブコンテンツの有用性が分かったところで、利用する際に注意したいポイントを確認してみましょう。
- エンターテイメント性
- 情報にたどりつけるデザイン
- 目的を達成するためのコストやヒューマンリソースの確保
ひとつずつ見ていきます。
エンターテイメント性
楽しみながら操作できるインタラクティブコンテンツの多くには、ゲーム性やエンターテインメント性があります。
たとえばクイズや診断結果などを表示するインタラクティブコンテンツでは、ユーザーの入力内容に応じて商品やサービスの紹介ページが変化します。
診断結果の共有が盛んになれば、興味を持った他のユーザーからの流入にも期待できるでしょう。
使いやすくデザインや反応の良いコンテンツは、他人にも紹介したくなり、シェアされやすくなります。
したがって内容の面白さだけでなく、直感的に操作できることも重要です。
情報にたどりつけるデザイン
ユーザーが必要な情報に無理なくたどり着けるデザインを心がけましょう。
ユーザーの離脱を防ぐためには、ユーザーの利用体験を向上させることが重要です。
チャットボットのような自動回答をするコンテンツは、きちんとした設計がされていなければ、ユーザーに面倒な印象を与えます。
また、凝りすぎたインタラクティブコンテンツでは、表示速度が遅くなりユーザーが離脱してしまうリスクが生じます。
ユーザーがどのような情報を求めているのかを考えた適切なデザイン設計が必要です。
目的を達成するためのコストやヒューマンリソースの確保
インタラクティブコンテンツは、パッシブコンテンツに比べて企画や開発が複雑です。
コンテンツのデザインだけでなく、ユーザー情報を解析し、コンテンツ開発に盛り込まねばなりません。
インタラクティブコンテンツを開発する目的に合わせて、コストやヒューマンリソースの確保を検討しましょう。
インタラクティブコンテンツを良質なコンテンツ制作に役立てましょう
さまざまな種類があるインタラクティブコンテンツですが、目的やターゲットによって最大の効果を上げるものは異なります。
また、恒常的なコストやヒューマンリソースも必要です。
動画や計算ツール、クイズなど、特定のコンテンツを自社ホームページに搭載できるインタラクティブコンテンツ作成ツールの活用も検討するとよいでしょう。
ツールやデータをうまく利用して、良質なコンテンツ制作を目指してください。
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