Instagram広告の出し方とは？その仕組みをわかりやすく解説！

Instagramは世界で10億人、日本では3300万人のアクティブユーザーがいるSNSです。

多くの利用者がいるInstagramで、広告の出稿を検討している方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、Instagram広告の特徴やその出向手順をわかりやすく解説していきます。

Instagram広告について詳しく知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

Instagram広告とは

InstagramはFacebookを運営しているMeta（旧Facebook）が運用しているインターネット広告サービスのひとつです。

写真や動画をメインとした視覚的なコンテンツをメインとしたSNSとして知られています。

広告を出稿することで、Instagramのフィードやストーリーズ、リールなどに写真や動画形式で表示できます。

Instagramは主に、10代～20代の若い世代から支持されているため、若年層に効果的なアプローチが可能です。

Instagram広告の特徴

広告を出稿する際は、出稿元であるSNSの特徴を押さえる必要があります。

Instagram広告の特徴は、下記の3つです。

• 若年層・女性にリーチしやすい
• 低予算で広告配信ができる
• 精度の高いターゲティングができる

これから、それぞれ詳しく解説していきます。

若年層・女性にリーチしやすい

Instagramは画像や動画の投稿をメインとしたSNSなので、見た目を重視する傾向のある若年層や女性の利用者が多いのが特徴です。

そのため、若者や女性をターゲットにした戦略を立てたいなら、Instagram広告と相性が良いでしょう。

低予算で広告配信できる

低予算で広告を配信できるのも、Instagram広告のメリットです。

誰でも簡単な設定かつ低予算で利用でき、最低出稿額は一日1ドル（日本円で147円ほど）とリーズナブルです。

予算の変更や広告配信の中断、クリエイティブ画像の切り替えなどスムーズに変更できます。

成果を見ながらの施策の改善ができるので、高い費用対効果が見込めるでしょう。

精度の高いターゲティングができる

Instagram広告では、同じMetaが運営するFacebook広告と同様のターゲティングが可能です。

Facebookは実名登録であることや、年齢、性別、住所などの情報から高精度なターゲティングができることが特徴です。

具体的には大きく分けて以下のターゲティング方法があり、詳細な条件設定が可能です。

・コアオーディエンス
利用者がプロフィール上で公開している情報や、Facebookのプラットフォーム上で見せる行動などに基づいて抽出されるオーディエンス（Facebook上の利用者）。

・カスタムオーディエンス
既存の顧客データやウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーが対象。

プライバシーを守りつつリーチできます。

・類似オーディエンス
カスタムオーディエンスから類似オーディエンスを作成。

既存顧客やウェブサイト訪問者などに特性が似ているユーザーにリーチします。

このように、オーディエンスを指定して戦略に合わせた広告配信ができるメリットがあります。

Instagram広告の種類

Instagram広告の投稿タイプや配信先には幾つかの種類があります。

具体的には、下記の7つがあります。

• 画像広告
• 動画広告
• ストーリーズ広告
• カルーセル広告
• 発見タブ広告
• アンケート広告
• リール広告

それぞれの配信先にはどのような特徴があるのでしょうか。

画像広告

1枚の画像とテキストで構成された最もシンプルな広告フォーマットです。

Instagram利用者がフォローしているフィードと呼ばれるタイムライン画面に表示されます。

動画広告

写真だけでは十分に伝えられない商品の特徴などを多角的に紹介できます。

こちらもフィードに表示されることが多いです。

ストーリーズ広告

上記の画像広告や動画広告は24時間で投稿内容が消えるストーリーズにも配信できます。

カルーセル広告

一つの広告で最大10枚の画像や動画を表示でき、それぞれに別のリンクを付けられます。

複数の商品を一度に紹介することができたり、ひとつの商品を細かく紹介できます。

発見タブ広告

Instagramの虫眼鏡アイコンをタップすると、自分の興味関心にあったコンテンツが表示されます。

発見タブ広告を通してアカウントへの流入や認知度向上が期待できるでしょう。

アンケート広告

ショッピング広告は、商品タグがついたInstagramの商品の投稿をタップすると商品ページに遷移し、簡単にその商品を購入できる機能です。

ショッピング広告は商品タグ無しの通常の広告と比べて顧客獲得単価を20％削減できるといわれています。

リール広告

リールは短い動画コンテンツを投稿できる機能。

スクロールすると次の動画が流れる仕様となっています。

ユーザーに取って興味のない動画だと判断されるとすぐに次の動画へとスキップされるため、最初の数秒で印象づけることが大切です。

Instagram広告の課金方法

Instagram広告の配信にかかる費用は、広告の表示機械ごとに毎回実施されるオークションによって決まります。

オークションでは、「利用者とビジネスの両方に最大の価値」をもたらす広告が落札される仕組みです。

その価値は以下の3つの要素で決まります。

• 入札価格：広告主が広告に対して設定した入札価格
• 推定アクション率：特定のユーザーが広告経由で何かしらのアクションを実行する、またはコンバージョンに至る可能性を示す推定値
• 広告品質：広告を見た人や非表示にした人からのフィードバックや、低品質とみなされる広告の特徴など、様々な要素から判断された広告の品質指標

Instagram広告では、推定アクション率と広告品質から測定される「広告の関連度」が高い広告が優先される仕組みです。

そのため、より少ない費用で成果を得るためには広告の関連度を高めることが重要となります。

また、具体的な課金形式は下記の4つがあります。

• CPM
• CPC
• CPV
• CPI

ここから、それぞれの課金形式を見ていきましょう。

CPM

CPM（Cost Per Impression）は広告が1000回表示されると費用が発生する課金方式です。

1表示あたり0.2円〜1円が相場です。

広告の露出回数を増やすことが主な目的となっており、認知度の向上に効果があります。

CPC

CPC（Cost Per Click）は、広告のクリック一回につき費用が発生する課金方式。

1クリックあたりの相場は40円〜100円です。

CPV

CPI（Cost Per View）は、広告動画が10秒以上再生される、もしくは最後まで再生された場合に課金されます。

費用相場は1再生あたり4〜7円と言われています。

CPI

CPI（Cost Per Install）は、アプリのインストール1回あたりに費用が発生する課金方式です。

1インストールあたりの相場は100円〜200円となっています。

Instagram広告の出稿手順

Instagramに広告を出すには、

• Instagramのアプリから直接広告を作成する
• Facebook広告マネージャを使う

のどちらかの手順を用いて行うのがオススメです。

上記2種類の手順を解説します。

Instagramから直接広告を作成する

Instagram広告を出稿する際は、下記の手順で行います。

1.Instagramのプロフィール画面を開く（あらかじめビジネスアカウントに切り替えておく）
2.広告ツールを選択する
3.「投稿を選択」から、広告に使いたい投稿を選択する
4.「次へ」をタップし、広告の詳細を入力する。・目標の選択・オーディエンス（広告を届けたい相手）の設定・予算・掲載期間。一日あたりの予算を設定し、何日掲載するかによって広告費用が変わってくる。Instagramアプリから出稿する場合、1日の最低金額は135円
5.広告を確認する。広告プレビューを確認後、問題なければ支払い方法を追加し「投稿を宣伝」をタップし終了

Facebook広告マネージャから作成する

Facebook広告マネージャとは、Facebook・Instagramの広告作成・出稿・分析まで一元管理できるツールです。

Facebook広告マネージャから作成する場合は、下記手順で行いましょう。

1.Facebbok広告マネージャを開く
事前にFacebbokページを作成し、Instagramアカウントを連携させておく必要があります。
2.「＋作成」をクリック
3.キャンペーンの目的を設定
4.広告セットを設定する
広告セットとは、広告をどのターゲットに配信するか、どのくらいの予算感で何日間掲載するのか、といった広告の方針を指定するものです。予算と掲載期間（一日の予算/通算予算）/オーディエンス/配置を決定しましょう
配置はAdvantage+配置という自動配置が推奨されていますが、Instagramにのみ配信したい場合は手動設定を選択しましょう
5.広告クリエイティブの作成・設定をします
6.公開する　をクリックして広告をスタートさせましょう

成果を出すポイント

Instagram広告で成果を出すには幾つかのポイントがあります。

• キャンペーン予算の最適化
• インスタ映えする、ビジュアルの良いコンテンツ作成
• ターゲットを絞り込みすぎない

ここから、それぞれの内容を解説します。

キャンペーン予算の最適化

どれだけInstagram広告を出稿し続けていても、効果が現れなければ意味がありません。

一定期間広告を出稿してみて効果が現れなければ違う方法を試してみましょう。

予算内で最も効果が現れる方法を模索し続けることが重要です。

ビジュアルにこだわったコンテンツを作成する

効果が現れない原因はコンテンツそのものである可能性も大いにあります。

Instagramは視覚的に楽しみたいユーザーが多いSNSです。

そのため、画像や動画素材そのもの自体のクオリティは高めるようにしましょう。

ターゲットを絞り込みすぎない

広告のターゲットを絞り込みすぎると的を得ず効果が全く現れない可能性があります。

見込み客の獲得を重視し、ターゲット層は広めに取ると良いでしょう。

まとめ：Instagram広告のコツを理解して成果を出そう

SNS広告を出稿する際は、プラットフォームに合わせたアプローチ手法を考えなければいけません。

SNS広告の中でも、リーズナブルでカスタマイズ性が高いのがInstagram広告の特徴です。

広告の種類や表示場所が多彩なため、さまざまな方法で集客につなげられるでしょう。

本記事を参考に、Instagram広告で成果につなげてみてください。