ソーシャルメディアとSNSの違いとは?ビジネスでの活用方法を解説

インターネットの普及により、ソーシャルメディアやSNSの使用が当たり前の光景となりました。

しかし、ソーシャルメディアとSNSと聞いて、その違いを説明できる人は多くないでしょう。

今回は、普段利用している多くの人が知らないソーシャルメディアとSNSの違いを徹底比較していきます。

ソーシャルメディアでのマーケティングを実践している方、これから行う方はぜひ参考にしてください。

ソーシャルメディアとSNSの違い

ソーシャルメディアとは個人が情報の発信と受信の両方を行える媒体のことを指します。

SNSはソーシャルメディアに含まれますが、よりコミュニケーションの部分に重点を置いたツールです。

しかし、ソーシャルメディアとSNSはなぜ多くの人がその意味を混同してしまうのでしょうか。

それは、SNSの機能にソーシャルメディアの要素が加わったためです。

たとえば、日本におけるコミュニケーションツールとして最も使用率の高いLINE。

当初は友人同士のコミュニケーションに重点をおいていました。

しかし時代とともにタイムラインという機能が追加されました。

このタイムライン機能の追加が、SNSとソーシャルメディアを混同してしまうきっかけとなったのです。

ソーシャルメディアとは

上記のように、ソーシャルメディアとは個人が情報の発信と受信の両方を行える媒体のことを指します。

つまり、ソーシャルメディアとマスメディアは全くの別物です。

新聞やテレビなどのマスメディアは、情報の発信者と受信者の役割が明確で、「情報の流れは一方向」です。

しかし、ソーシャルメディアは不特定多数が発信・受信し、更に拡散することで、「双方向に情報が広がっていく」という特徴があります。

このことからソーシャルメディアの情報の流れ方は、よくクモの巣にも例えられます。

ソーシャルメディアの種類

一口にソーシャルメディアと言っても、その形態はさまざまです。

ソーシャルメディアを分類すると以下のようなものがあります。

 

  • 電子掲示板
  • ブログ
  • SNS
  • 口コミサイト
  • Q&Aサイト
  • 動画・画像共有サイト
  • ライブ動画共有サイト

それぞれの詳細の解説と具体的なサイトを紹介します。

電子掲示板

スレッドやトピックと呼ばれる記事を書き込んだり、閲覧できる仕組みです。

特定の話題について伝言板のようにコメントを書き込める特徴があります。

ブログ

個人の日記のようなもので、語源はWeb+Log。自身に起きた出来事や社会的な意見、評論など自由に記載できるWebサイトを指します。

SNS

コミュニケーションに重きを置き、友人や知人、あるいは興味嗜好が同じ人々と交流できるサービス。

気軽に始められることから利用者が多く、個人での利用や、マーケティングのために企業で利用している場合も多いです。

口コミサイト

サービスや店舗、商品などを評価し、評価を投稿できるサイト。

利用者・使用者のリアルな声が公開されるので情報の信頼性が高いことが特徴です。

Q&Aサイト

疑問や悩みなどを書き込み、それに対し不特定多数の人が回答を書き込むサイトです。

動画・画像共有サイト

動画や画像の投稿及び閲覧が可能なサイトです。投稿された動画や画像にコメントができます。

ライブ動画共有サイト

ニュースやライブビデオなど、動画のライブ配信及び閲覧が可能なサイトです。ライブ配信中にチャットなどが可能です。

SNSとは

SNSはソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、社会的なつながりを提供するサービスを表します。

具体的にはLINEやX(旧Twitter)、Facebook、Instagramなどが挙げられます。

これらで行われる個人間のやりとりはクローズドで、第三者にやりとりを見られることがありません。

それに対して投稿をオープンな状態に設定していると、その利用者の投稿が情報の拡散元になり得ます。

その人自身が得た経験や購入した商品などを投稿すると、その内容がレビューとして不特定多数の人に届きます。

SNSもソーシャルメディアの一種ですが、基本的にはコミュニケーションツールです。

そこに情報発信というメディア要素が加わっているものがSNSだと整理できるでしょう。

ビジネスにおけるソーシャルメディアの活用目的(SNS含む)

消費者にとってソーシャルメディアはさまざまな情報を気軽に検索できるとても便利なツールです。

また、ビジネスを行う個人や企業にとって強力なビジネスツールにもなり得るのです。

その活用目的は以下のようなものがあります。

 

  • マーケティング
  • ブランディング
  • ソーシャルリスニングによる顧客満足度の向上
  • 高い費用対効果

それぞれ具体的にはどのような内容になるのかを解説します。

マーケティング

不特定多数の人が使用するソーシャルメディアは情報の拡散力が高いことが特徴で、自社サービスの認知度向上に有効的です。

また、ソーシャルメディア内で気になるワードの検索できる機能があるため、効率的に興味の有りそうな消費者に情報を届けることが可能になります。

そのため、新規顧客の獲得やファンの獲得に最適なのです。

ソーシャルメディアでは直接商品を販売したり、自社サイトに誘導することによって消費者に商品を購入してもらうことが可能です。

こういった成果をあげるためには、戦略を立てて情報発信をしていくことが大変重要になります。

ブランディング

ブランディングは自社や自社商品・サービスに関するイメージを作り込み、浸透させる取り組みを指します。

ソーシャルメディアを用いて魅力的な発信をし続けると、流行に敏感なSNSの利用者によって瞬く間に拡散されます。

そのため、〇〇といえば△△、というようにブランド化されていくのです。

また、ブランディングはマーケティングの一部でもあります。

ブランディングを上手に行うことによってマーケティングがスムーズに行えるため、アルゴリズムを理解して行うと良いでしょう。

ソーシャルリスニングによる顧客満足度の向上

ソーシャルメディアの特徴として、利用者の反応が分かるという点があります。

サービスを改善していくためのフィードバックを得て、さらによいサービスを開発し、多くのユーザーを獲得することが可能です。

また、ソーシャルメディアは、競合他社やユーザーの調査にも活用できます。

競合他社がどのようなサービスを提供しているか、ユーザーが自社のサービスにどのような感想を持っているのかなどの把握に役立つでしょう。

高い費用対効果

ソーシャルメディアは使用が無料であったり、安価に始めることができるものが多いのが特徴です。

また、SNSだとタグ付けやリツイートなどによって情報が拡散され消費者に認知されます。

このように上手くユーザーが情報を拡散してくれる仕組みを作ることで、高い費用対効果が期待できます。

ソーシャルメディアを活用した消費者購買モデル

近年提唱されているソーシャルメディアでのマーケティングを含んだ新たな消費者購買モデルが存在します。

購買モデルとは消費者が商品やサービスを購入する時の行動を法則化したものです。

 

  • VISASモデル
  • SIPSモデル
  • ULSSASモデル

どれも聞き慣れない言葉かもしれませんが、理解しておくことでソーシャルメディアでの活用に役立てられます。
それぞれ解説していきます。

VISASモデル

VISASは口コミの影響によって消費者が行動する様子を表したモデルです。

口コミの影響を活用して消費者の潜在的なニーズに訴求できるという特徴があります。
VISASは次の言葉の頭文字をとったものです。

Viral…口コミ
Influence…影響
Sympathy…共感
Acthion…行動(購買)
Shere…共有

この口コミはソーシャルメディア全体から発生したものを指します。

ある口コミが消費者に影響を与え共感し、行動(購買)を行いさらに口コミを共有するという流れになります。

SIPSモデル

SNSによる口コミや「いいね」の効果が消費者の購買意欲に影響を及ぼす事を指したモデルです。

このSIPSではSNSを通して共感できる情報を見つけて、その情報について検索して確認します。

その後、購入には至らずともいいねなどの購買を伴わない行動で消費行動に参加します。

SIPSの大きな特徴は、購買に至らないいいねやコメントなどの「参加」についても効果を重視している点です。

SIPSは次の言葉の頭文字をとったものです。

Sympathize…共感する
Identify…確認する
Participate…参加する
Share&Spread…シェア&拡散する

いいねや良いコメントが多いと購入を検討している人にとって信頼のバロメーターになり、良いものであるという確実性を与えます。

そして「参加」するだけでなく、自身もソーシャルメディアを通じてシェア&拡散することによって更なる共感を生むのです。

ULSSASモデル

ULSSASとは、2020年から始まったSNSを中心とした購買行動モデルです。

このモデルの大きな特徴は、購買行動モデルのサイクルが回るようになっている点です。

ULSSASは次の言葉の頭文字を取ったものです。

User Generated Contents…ユーザー投稿コンテンツ
Like…いいね・リツイート
Search1…SNS検索
Search2…検索エンジンにて検索
Action…購買
Spread…拡散

ULSSASの最初、「消費者が広告や投稿から商品を認知する」のフェーズが重要なポイントです。

消費者が発信元となってサイクルが回る事によって、企業にとって効率のいいマーケティングに繋がります。

まとめ:ソーシャルメディアやSNSの特性を理解してビジネスに活用しよう

ソーシャルメディアは新しいメディアのあり方であり、SNSはそのひとつです。

ソーシャルメディアは情報発信、SNSはコミュニケーションにそれぞれ重点を置いているという特徴があります。

ソーシャルメディアの発達によって消費購買行動にも変化が見られました。

ソーシャルメディアを上手に利用し、それぞれの特徴を理解し効率的にビジネスに活用しましょう。

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