インターネットの普及やデジタル・AIの進歩により、ソーシャルメディアはより身近な存在となりました。
今後さらにWEBマーケティングにおけるソーシャルメディアの活用は必要不可欠となり、課題となるでしょう。
私たちの生活に切っても切れない存在となったソーシャルメディアの基礎知識を身に着けましょう。
基礎知識:ソーシャルメディアとは?
ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して情報を発信し、相互にやり取りができる双方向のメディアのことです。
代表的なものに、ブログやX(旧Twitter)、YouTube、LINEなどが挙げられ、幅広いネットワークサービスのことを指します。
具体的なソーシャルメディアの種類とサービス例は下記の通りです。
2000年代以降、スマートフォンの普及も相まって、世界中でインターネットの活用が広まり、ソーシャルメディアの存在もますます大きくなっています。
SNSとの違い
ソーシャルメディアと混同されやすいのがSNSです。
ソーシャルメディアと“イコール”と思う人も多いですが、厳密にはソーシャルメディアの“一部”です。
SNSとは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略称で、登録した利用者同士がWebサイト上で交流できるサービスを指します。
友人や同じ趣味を持つ者同士などがつながり、利用者間でのコミュニケーションを目的とします。
誰でも情報を双方向に発信できるメディア全般をソーシャルメディアというのに対し、個人同士のつながりやコミュニケーションを目的とするメディアがSNSです。
ソーシャルメディアマーケティングの必要性
ソーシャルメディアの利用者は年々増加し、利用時間も増えています。
また、利用者の年齢層も幅広く、費用対効果が高いことも注目されています。
2022年にICT総研が発表した『2022年度SNS利用動向に関する調査』では、2021年末の国内ネットユーザーは10,078 万人とされ、うちSNS 利用者は 8,149 万人(ネットユーザーの 80.2%)でした。
2022年末には利用者は 8,270 万人に達すると見込まれ、1ヶ月平均約10.1 万人ずつ増加すると発表されました。
利用時間についても、1年前と比較して増加したと答える人が増加傾向にありました。
※調査は2022年4月に実施、回答者4406名
※1回答者275名のうち、各サービス利用者による前年比較
ソーシャルメディアマーケティングのメリット
今後さらに需要が見込まれるソーシャルメディアマーケティングには、下記のメリットがあります。
- あらゆる情報を発信できる
- 認知度アップが狙える
- コミュニティ形成ができる
- 新規顧客が獲得できる
- 自社サイトへ誘導できる
メリットを踏まえ、ソーシャルメディアマーケティングの成果につなげましょう。
あらゆる情報を発信できる
X(旧Twitter)やYouTube、ブログなど、ソーシャルメディアには様々な種類があります。
各メディアの特徴を理解し、ターゲットにより効果的に響くものを活用することで、あらゆる情報を発信することができます。
インフルエンサーを使うことも有効的です。
認知度アップが狙える
ソーシャルメディアの活用により、認知度アップを狙うことができます。
消費者の購買行動を促すためにはまず、商品やサービスを知ってもらう必要があります。
そのためには認知度が重要であり、認知度が上がればSEO対策にとって重要な指名検索数も増加します。
コミュニティ形成ができる
SNSにはつながりを求める人たちが集まり、コミュニティを形成しやすいという特徴があります。
コミュニティを形成することで、メンバー同士のコミュニケーションが生まれ、交流を通じて情報発信・拡散を促すことができます。
新規顧客が獲得できる
ソーシャルメディアは、新規フォロワーや顧客開拓に活用できます。
フォロワーからの質問やコメントに丁寧に対応したり、コミュニケーションをしっかりと取ることで、ロイヤルカスタマーへの成長を目指しましょう。
自社サイトへ誘導できる
ソーシャルメディアにて情報発信をする際、自社サイトや商品ページへ飛ぶリンク(URL)を簡単に張り付けることができます。
サイトへのアクションが簡単なのは、インターネットを利用したメディアであることの強みです。
自社サイトへ誘導できれば、より多くの商品やサービスを知ってもらえ、チャンスが広がります。
ソーシャルメディアマーケティングの市場規模
ソーシャルメディアマーケティングの市場規模は今後さらに拡大すると推測されています。
2022年に株式会社サイバー・バズが株式会社デジタルインファクトと共同で行った国内ソーシャルメディアマーケティングの市場動向調査では、若年層を中心にソーシャルメディアでの検索行動や動画視聴が商品の認知・購買へとつながっていることがわかりました。
さらに、需要増に伴いソーシャルメディアマーケティングに対する企業の投資額も増加していると発表されました。
2022年の国内ソーシャルメディアマーケティング市場規模は9,317億円であり、2023年には、2020年の約2倍となる1兆899億円の市場規模となると予測されています。
出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ
企業のソーシャルメディア戦略の事例
近年様々な企業がソーシャルメディアマーケティングを積極的に行っています。
なかでも、日本コカ・コーラはいち早くソーシャルメディアマーケティングを行いました。
日本コカ・コーラでは、2007年に従来のTVや新聞、雑誌などのマスコミ中心のマーケティングからソーシャルメディアマーケティングへシフトチェンジを行いました。
2007年6月に「コカ・コーラパーク」という会員制WEBページを開設し、2009年にはTwitter公式アカウントを開設しました。
さらに2010年にはTwitterと連動したTVCMを放送し、2011年にはFacebookページを開設しました。
これらの積極的な取り組みにより、2012年2月時点で会員数約1100万人という、企業のWEBサイトとしては圧倒的な規模にまで成長しました。
これは、各ソーシャルメディアの特徴を活かしたプロモーションにより、自社サイトへの誘導に見事成功した事例といえます。
ソーシャルメディアマーケティングのポイントと手順
ソーシャルメディアマーケティングを行うためには事前の調査と準備、継続的な発信と運用、分析と改善が必要となります。
具体的には、下記のような流れで進めていきます。
- 目標を立てる
- 調査をもとにターゲットを設定する
- ターゲットに最適なメディアを選定する
- 競合他社を調査する
- 方向性とターゲットに適したデザインを考える
- 投稿頻度とスケジュールを設定する
- コンテンツを作成する
- プロモーション(宣伝活動を行う)
- 効果の分析と改善を実施する
それぞれの手順を詳しく解説します。
目標を立てる
認知度アップや販売促進など明確な目標を設定しましょう。
具体的な目標を設定することで成功のイメージが明確になり、適宜調整も可能になります。
調査を基にターゲットを設定する
どのようなお客様に購入していただきたいのか、ペルソナを作成し、ターゲットの好みやニーズに合ったメディア選択、コンテンツ作成を行いましょう。
より正確なペルソナを作成するためには、人口統計や年齢分布、利用率、興味関心分野、類似品への口コミ・要望などより細かな情報まで調査することがポイントです。
ターゲットに最適なメディアを選定する(代表的な5つのメディアの特徴)
各ソーシャルメディアには特徴があり、これを正しく理解した上でターゲットに最適なメディアを選択、組み合わせることが重要です。
ブログ
過去の投稿が蓄積されていくメディアで、交流よりも発信をメインとしています。
文字制限はなく、投稿した内容によってカテゴリ分けすることができます。
投稿数が多ければアクセス数も増えやすいため、積み重ねが重要です。
世界最大規模のユーザー数をもつSNSです。
実名登録するため匿名性は高くありません。
仕事や知人とつながることが多く、30代から40代の利用率が高いといわれています。
X(旧Twitter)
情報の拡散に効果的で、匿名性の高いSNSです。
投稿には140文字の制限がありますが、日常のつぶやきから企業のプロモーションまで幅広い内容が投稿可能です。
YouTube
動画投稿を主な目的とし、登録ユーザーの年齢幅が広いメディアです。
音楽やゲーム実況、子供向け番組などカテゴリも様々あり、昨今ではスマートフォンなど以外にも、TVやプロジェクターなどの大画面で視聴が可能です。
TVCMなどに比べて広告費も安く、コストを削減しながら狙ったターゲットに広告動画を表示できるため、注目度が上がっています。
いわゆる“バズる”ことで、再生回数が伸びると拡散力にも期待できます。
画像や動画投稿に特化し、視覚情報との相性が良いSNSです。
若年層の利用率が高く、インスタグラマーと呼ばれる拡散力のある投稿者が発信することで、商品やサービスをより多くの人にアピールすることができます。
また、#(ハッシュタグ)を用いて、検索ツールとしても利用されています。
競合他社を調査する
ソーシャルメディアマーケティングが広く行われるようになり、競合他社との差別化は非常に重要となります。
競合他社の強みと弱みを理解することで、より効果的なコンテンツ作成が可能になります。
方向性とターゲットに適したデザインを考える
ターゲットが好む色やフォント、配色などを用いて、印象(記憶)に残るデザインを考えましょう。
例えば、ブランドロゴと同じ配色・フォントを用いたコンテンツを投稿することで、色や文字だけからブランドをイメージでき、認知度アップが期待できます。
投稿頻度とスケジュールを設定する
運用・準備に割くことができる人員と時間から、投稿頻度とスケジュールを考えましょう。
メディアやターゲット層によって理想的な投稿頻度や配信時間・曜日は異なります。
毎日投稿が推奨されてはいますが、難しい場合もあるため、より効果的な投稿頻度とスケジュールを設定し、定期的な発信を継続しましょう。
コンテンツ作成
魅力的なコンテンツ作成はソーシャルメディアマーケティングにおいて必要不可欠です。
各メディアにおいてどのようなコンテンツが高く評価されるのか、アルゴリズムなどを活用して、適切なコンテンツを作成しましよう。
また、画像と動画のバランスを考え、効果的にメッセージを届けましょう。
プロモーション(宣伝活動)を行う
作成したアカウントを多くの人に知ってもらうことが大切です。
複数のメディアでしっかりとプロモーション活動を行いましょう。
代表的な宣伝ツールとして、WEBサイトやメールマガジン、SNS広告、TVCM、チラシ(ポスティング)、紙面への掲載、看板などがあります。
ソーシャルメディアもプロモーションに活用可能なツールですので、利用しましょう。
効果の分析と改善を実施する
発信したコンテンツの効果を定期的に確認・分析しましょう。
効果測定の指標にはKPI(重要業績評価指数)を参考にするのが一般的で、定量・定則が望ましいため、数値を記録していきましょう。
どのようなコンテンツがターゲットに好まれ、クリックやアクション数が多いのか分析し、改善を繰り返すことで、より質と満足度の高いコンテンツが作成できます。
さらに、自分のコンテンツと競合他社のコンテンツを比較・分析することも大切です。
まとめ:ソーシャルメディアマーケティングを成功させるためには?
戦略をしっかりと立て、ターゲットの信頼度を高めることが成功へのカギとなります。
ソーシャルメディアマーケティングはターゲットや顧客とのコミュニケーションがより簡単に取れることが強みのひとつです。
発信したコンテンツに書き込まれたコメントや問い合わせに対しては、親切で丁寧に対応しましょう。
また、頻繁にいいね!をくれる方に対して、こちらもいいね!を返したり、コメントを送ることでエンゲージメント率や親密度アップも狙いましょう。
口コミは広告としての影響も大きく、購入基準にもなる重要な指標です。
商品やサービスのファンになってもらうためにも、普段から良い印象を持ってもらえるよう心掛けましょう。
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