インターネット広告の種類と費用相場、予算の決め方を徹底解説

「インターネット広告にはどんな種類があるの?」

「各広告の費用相場が知りたい」

「費用相場は分かったけど、予算の決め方が分からない」

このような悩みをお持ちではないですか?

しかし、いざインターネット広告をはじめようと思っても、何から手をつけていいのか分からない方もいるでしょう。

そこで今回は、インターネット広告の種類と費用相場、予算の決め方を解説します。

インターネット広告の費用相場を把握し、適切な予算を確保したい方は、ぜひ参考にしてください。

インターネット広告とは?

インターネット広告とは、Webサイトや検索エンジン、SNSなどのインターネット上で商品やサービスをPRするための広告です。

ターゲットとなる視聴者に直接アプローチでき、リアルタイムで効果測定できるため、効率的なマーケティング手段として利用されています。

テキストだけでなく、画像や動画などと組み合わせたさまざまな方法があります。

また、広告の表示回数やクリック数、掲載期間などに応じて費用が決まります。

PRを成功させ業績アップに導くために、まずはインターネット広告の全容を掴みましょう。

インターネット広告が注目される背景

インターネット広告は、日に日に重要性が増しており、集客や販売促進に無くてはならない存在です。

その背景として、メディアの利用環境の変化が挙げられます。

ひと昔前はテレビ一強でしたが、近年 インターネットの利用時間が増加しています。

中でも20代は顕著で、総務省の調査によると、1日のインターネット利用時間(平日)は264分で、テレビ視聴時間の約3.6倍に相当します。

インターネットの利用時間が増加する中で、広告を出す場所も見直されてきました。

インターネット広告の主な課金方式

インターネット広告は、達成したい目的別にさまざまな種類が用意されており、課金方式も異なります。

インターネット広告の課金方式は、以下の8つです。

1.インプレッション課金型
2.インプレッション保証型
3.クリック課金型
4.エンゲージメント課金型
5.動画視聴型
6.成果報酬型
7.掲載期間型
8.配信課金型

目的に合わせた広告を出すことができますが、一方で、内容を十分理解していないと、期待した効果が得られないこともあります。

たとえば、認知を高めたいのであれば、表示回数に関連が深い「インプレッション課金型」や「インプレッション保証型」を選ぶとよいでしょう。

それぞれの特徴をしっかりと掴み、効率的な広告運用を目指しましょう。

インプレッション課金型

インプレッション課金型は、広告が表示された回数に応じて費用が決まる課金形式です。

たとえば、WebサイトやSNSなどに広告が1,000回表示されると料金が発生します。

この課金方式は、ブランドの認知拡大や、広範囲に渡っての配信を目的とした場合などに有効です。

ただし、クリックやコンバージョン(目標とする行動)などの実績に直結しないため、効果測定しづらい難点があります。

インプレッション保証型

インプレッション保証型は、一定の広告表示回数を保証してくれる課金形式です。

たとえば、「1か月間で10,000回以上の広告表示を保証する」などです。

万が一、掲載を開始して1か月後に10,000回表示されなかった場合、メディアプラットフォームから、足りない回数に応じた補填措置を受けられます。

この課金形式は、最低限の広告の表示回数を確保したい場合に便利です。

ただし、インプレッション保証型の広告も、効果測定が難しいデメリットがあります。

クリック課金型

クリック課金型では、メディアプラットフォームに掲載した広告を、視聴者がクリックした場合にのみ料金が発生します。

この課金方式は、クリック数を測定することで広告の反響を確かめられます。

効果の低い広告を判別し、修正を加えて改善することで、コストパフォーマンスの向上につなげられる点がメリットです。

エンゲージメント課金型

エンゲージメント課金型は、X(旧Twitter)などのSNSプラットフォーム上で、視聴者が取った行動に対して課金するものです。

たとえば、視聴者が「いいね」・「フォロー」・「シェア」などのアクションを起こしたときに料金が発生します。

この方式も、クリック課金型同様、効果測定が容易です。

動画視聴型

動画視聴型は、YoutubeなどのプラットフォームやWebサイト上に動画広告を表示する場合に課金されます。

動画課金型には2つの方式があり、広告が1,000回表示されるたびに料金が発生するCPM(Cost Per Mille)と、一定の長さ(たとえば30秒)以上、動画が再生された場合に課金されるCPV(Cost Per View)があります。

成果報酬型

成果報酬型は、会員登録や商品の購入など、視聴者が何らかのアクションを取った場合に料金が発生する方式です。代表例として、アフィリエイト広告などが挙げられます。

求める結果が得られたときにのみ料金を払えばいいので、無駄な広告費を減らせます。

一方で、商品の購入など具体的なアクションを視聴者に促すため、質の高い広告や適切なターゲティングが必須といえるでしょう。

掲載期間型

掲載期間型は、広告を表示する期間に応じて料金を支払う方法です。

1日ごとに料金が発生するCPD(Cost Per Day)や、1ヵ月ごとに課金されるCPM(Cost Per Month)などがあります。

掲載期間型広告の場合、時期によって料金が変動することがあり、クリスマスやバレンタインなど、特定の行事やシーズンは注意が必要です。

配信課金型

配信課金型の代表格はメルマガで、配信する広告数によって料金が決まります。

メルマガ登録者全員に配信したり、特定のターゲット層のみに送付したり、予算に合わせて細かくコントロールできます。

インターネット広告の種類と費用相場

インターネット広告の種類と特徴、さらに課金方法と費用相場を一覧表にまとめます。

 

インターネット広告予算の目安と決め方

インターネット広告予算の決め方には、以下の2つがあります。

 

  • 売上高割合法
  • 目標達成法

「売上高割合法」は、売上高の一定割合を広告費とする方法、「目標達成法」は、目標達成のために必要な広告費を割り出す方法です。

2つの決め方はあるものの、会社の規模や業種、商品・サービスなどによって、予算は大きく異なります。

とはいえ、はじめて広告を出す場合、何も目安がないと前に進めません。

まずは、一般的と言われる「売上額の5〜10%」を広告費に充ててみましょう。

そこで得られたデータや競合他社の広告費、市場動向などをもとに、PDCAを回すことが大切です。

広告費用を抑えるためのコツ

広告費用を抑えるためのコツとして、以下のような方法があります。

 

  • ターゲット層を絞り込む
  • 広告の配信時期を工夫する
  • 広告内容をブラッシュアップする

それぞれについて確認していきましょう。

1. ターゲット層を絞り込む

広告を配信するターゲット層を絞り込むことで、余分な広告費を削減します。

たとえば男性化粧品の場合、経済的余裕があり、美意識が高いであろう30~50代に絞ることで、コンバージョン率を向上させ、広告費が抑えられます。

2. 広告の配信時期を工夫する

配信時期によって、広告の効果は大きく変動します。

そのため、商品やサービスの需要が高い時期に広告を配信することで、効果の最大化につなげられるのです。

たとえば、夏季限定の商品であれば春先から、クリスマス商戦であれば11月頃から配信を開始すると効果的です。

商品が必要になる1~2ヵ月前からPRすることで、視聴者の需要を高め、そのまま購入につなげましょう。

ただ、需要が高い時期は需要と供給の関係から、広告費用が高騰する可能性があるため、配信期間を短くするなどの工夫が必要です。

3. 広告内容のブラッシュアップ

一度、広告を制作して終わりではありません。

実際に広告を配信して得られたデータを分析し、テキストや画像、動画を修正しましょう。

広告内容をブラッシュアップすることで、クリック率やコンバージョン率を高められれば、同じ費用で効果を最大化できます。

インターネット広告 2つの運用方法

インターネット広告の運用方法は、自社運用と代理店委託の2パターンです。

それぞれのメリット・デメリットを次表にまとめます。

また、2つの運用方法の手順を解説します。

自社運用の手順

自社で運用する場合は、以下の手順で行います。

1. 配信媒体の選定

広告を配信する媒体を選定します。Googleなどの大手サイトやSNSなどから、商品やサービスに適した媒体を選ぶことが重要です。

2. 広告の制作

キャッチコピーなどのテキスト、画像や動画を組み合わせて、目的に応じた効果的な広告を制作しましょう。

すべてを自社で制作できない場合は、クラウドワークスなどを使って外注するのも1つの手です。

3. 課金方式・配信設定

目的に合った課金方式、配信するターゲット層や期間などを設定します。

4. データ分析と改善、再試行

広告配信が終わったら、収集したデータを分析して効果を確認します。

期待した効果が得られなかったときは、広告内容を修正したり、配信設定の変更するなどの改善策を講じましょう。

広告代理店への依頼と手数料

広告代理店に委託する場合は、以下の5ステップで行います。

広告代理店に委託する5ステップ

1. 代理店の選定

代理店を選定するときは、過去の実績や評判を確認しましょう。

また、コストも代理店を選定する上で重要です。複数社の見積りを比較検討し、コストパフォーマンスが高い代理店を選びましょう。

2. 戦略の立案

広告を出す目的や予算などを代理店と共有し、一緒に戦略の立案を行います。

戦略の立案が、広告の内容や配信設定を決める重要な指標になるため、目的や予算は明確に伝えましょう。

3. 広告の制作

戦略が決まれば、その内容に沿って代理店が広告を制作します。

4. 広告配信設定の実施

代理店が広告の配信設定を実施します。

代理店が蓄積した過去のデータをもとに、最適と思われる条件で配信設定してくれるのは大きなメリットです。

5. データ解析と改善

得られたデータを代理店が分析し、広告の効果を確認します。

期待した効果が出なかった場合は、代理店が広告の改善や設定の見直しを行います。

広告代理店の手数料

広告代理店の手数料とは、広告制作費用や広告配信費用などを指します。広告代理店の手数料は、以下の2つの方法で算出されます。

1. 媒体仲介手数料

媒体仲介手数料は、代理店が媒体社と取引するときに発生する費用です。

代理店は、媒体社から広告スペースを購入し、手数料を上乗せして広告主に販売します。

媒体仲介手数料の相場は、15%〜20%程度です。

2. 制作費用

制作費用は広告制作にかかる費用で、広告の種類や規模によって異なります。

トラブルにならないように、明確に予算を伝えた上で、制作を依頼しましょう。

インターネット広告を行うときの注意点

インターネット広告を出すときは、継続して運用することをオススメします。

その理由は、広告運用には複数の要因が関係しており、一朝一夕で最適な条件が見つかるわけではないためです。

複数の要因のうち一部を変更し、有効な条件を発見して、少しづつ理想の運用に近づけていく根気強さが大切です。

そのためにしっかりと予算を確保し、腰を据えて広告運用に臨みましょう。

目的に合った広告を選び、適切な予算を確保しよう

広告は、その種類によって狙う目的や得られる結果が異なります。

集客や販売促進、ブランディングなど、その目的はさまざまです。

目的と手段に応じて、適切に予算を決めて計画的に実施することが大切です。

本記事を参考に、インターネット広告の種類と特徴、費用相場などを踏まえて、最適な施策を講じてください。

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