【企業向け】X(旧Twitter)マーケティング戦略と成功事例を解説

X(旧Twitter)はおよそ140文字の文章を投稿できるSNSで、情報の発信や収集に活用されています。

自社のマーケティングにX(旧Twitter)を活用したいとお考えの方もいるでしょう。

「企業アカウントはどのように運用すればいいのか?」「個人アカウントとは運用方法が異なるのか?」などのお悩みをお持ちではありませんか?

今回は、企業向けのX(旧Twitter)マーケティング戦略と、他社の成功事例を解説します。

X(旧Twitter)マーケティングの情報収集に奮闘している企業のマーケティング担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

X(旧Twitter)マーケティングとは?

X(旧Twitter)マーケティングは、X(旧Twitter)を活用してビジネスやブランドの宣伝、広告、顧客との関係構築などのマーケティング活動を行うことを指します。

リアルタイム性とメッセージが短いという特性から、特定のターゲット層に向けた情報を迅速に発信し、相互作用を促進するのに非常に有効とされています。

X(旧Twitter)の特徴

X(旧Twitter)の主な特徴は、次の3つに集約されます。

  • リアルタイムの情報発信
  • 拡散力に優れている
  • ユーザーと直接やり取りできる

X(旧Twitter)マーケティングを成功に導くために、まずはX(旧Twitter)の特徴をしっかりと掴みましょう。

リアルタイムの情報発信

X(旧Twitter)は、リアルタイムの情報発信を得意とするSNSです。

リアルタイムで行われているスポーツの試合や、災害現場の状況をツイートで発信できます。

たとえば、2023年3月に開催されたWBCで、大谷翔平選手がアメリカ大リーグのスーパースター、マイク・トラウト選手を三振に仕留めたシーン。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

実際に、Prime Videoの公式アカウントは、上記ツイートを発信し、このツイートの中にAmazon Primeのリンクを貼ることでマーケティングに活用しました。

このように、リアルタイムのスポーツやイベントにマーケティング施策に絡ませることで、ターゲットの注目を集めることができるのは、X(旧Twitter)ならではの強みといえるでしょう。

拡散力に優れている

X(旧Twitter)には、リツイート機能が備わっており、拡散力に優れています。

リツイートは、他のユーザーが投稿したツイートを、フォロワーと共有できる機能です。

リツイートした投稿を見たフォロワーがさらにリツイートすれば、数珠つなぎ式に次々と拡散される可能性を秘めています。

ユーザーと直接やり取りできる

X(旧Twitter)には、リツイートの他にも「いいね」や「リプライ」などの機能があります。

リポスト機能も含め、これらの機能は、投稿を見たユーザーからのリアクションを直接受け取れます。

またリプライは、投稿に対してコメントを書き込めるので、ユーザーの生の意見を聞くことができますし、ユーザーに返信してコミュニケーションも取れるのです。

テレビCMや電車の吊り広告では実現できない、X(旧Twitter)の持つ大きな特徴の一つと言えるでしょう。

X(旧Twitter)ユーザーの特徴

日本におけるX(旧Twitter)のアクティブユーザー数は、月間約4,500万人(2017年10月時点)に及びます。

また、年代別の利用率は、10~30代ユーザーの利用率が際立っており、特に20代は78.6%の人がX(旧Twitter)を利用しています。

令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査/総務省

この結果から、20代を中心として、10~30代をターゲットに据えたマーケティング戦略が有効であると言えます。

X(旧Twitter)を利用する目的

マイボイスコム㈱が2020年12月に実施した調査によると、X(旧Twitter)を利用する目的の第1位は「最新情報、リアルタイムでの情報収集」で、回答者10,131名のうち、約半数が「はい」と答えました。

(参照:PR TIMES 【X(旧Twitter)に関する調査】)

次いで、「有名人・著名人などのつぶやきを閲覧する」が続き、「何らかの情報収集」がX(旧Twitter)利用目的の1~5位を独占する結果となりました。

そしてもう一つ注目したいのは、16.3%の人が、「X(旧Twitter)と連動したキャンペーンに参加する」と回答したことです。

ユーザーにとって魅力的な情報を提供し、興味付けを行った上でキャンペーンを実施すれば、X(旧Twitter)マーケティングを優位に進めることができるでしょう。

X(旧Twitter)マーケティング 4つの手法

X(旧Twitter)マーケティングには、大きく4つの手法があります。

 

  • X(旧Twitter)キャンペーン
  • X(旧Twitter)広告
  • インフルエンサーの起用
  • Blue(最新)

この4つの手法を、単独もしくは組み合わせて使うことで、X(旧Twitter)マーケティングの効果を最大化しましょう。

X(旧Twitter)キャンペーン

X(旧Twitter)キャンペーンとは、フォローやリポストなど、X(旧Twitter)の基本機能を利用して行うキャンペーンのことです。

特定の条件を満たしたユーザーに対して割引やプレゼントを提供するキャンペーンや、特定のイベントやテーマに関連する投稿を募集するキャンペーンなどがあります。

たとえば、フォロー&リポストすると割引券がもらえるキャンペーンや、ハッシュタグ(#)をつけて特定のキーワードを投稿すると、抽選に応募できるキャンペーンなどが有名です。

X(旧Twitter)キャンペーンの最大の魅力は、費用がかからない点にあります。

X(旧Twitter)の基本機能を利用するため、無料で実施できます。

基本機能を組み合わせて、様々なパターンのX(旧Twitter)キャンペーンを発信してみましょう。

X(旧Twitter)広告

X(旧Twitter)広告とは、テキストや画像、動画を組み合わせた広告を、X(旧Twitter)のタイムラインや検索結果に表示させるサービスです。

X(旧Twitter)広告には、プロモツイートやプロモアカウントなど複数の種類が存在し、目的に応じた広告を選ぶことが可能です。

また、広告費用については、広告の種類や課金方式によって異なります。

例えば、広告がクリックされると費用が発生する「クリック課金」は、1クリックあたり15~200円程度、広告経由でフォローされると費用が発生する「フォロワー獲得数課金」は、1フォローあたり30~100円程度です。

X(旧Twitter)広告を活用することで、強制的に露出度を高められるため、短期間で結果を出したい方は、知っておいて損はないでしょう。

インフルエンサーの起用

インフルエンサーの起用は、X(旧Twitter)マーケティングを行う上で非常に有効です。

強い影響力を持つインフルエンサーに商品・サービスを紹介してもらうことで、インフルエンサーの大量のフォロワーに拡散されます。

インフルエンサーのフォロワーは、インフルエンサーに憧れを抱いている人が少なくないため、「あの人が使っているなら私も買おう」、と購買意欲を掻き立てることができます。

Blue(最新)

Blueとは、月額費用を支払うことで利用できるX(旧Twitter)のサブスクリプションサービスです。

Blueの月額費用は、申込むプラットフォームによって異なり、ウェブサイト経由では980円/月であるのに対し、iOS・Androidアプリ経由だと1,380円/月かかってしまいます。

Blueを利用するには審査が必要で、審査期間は約5営業日です。

合格すると、ユーザー名の直後に認証マーク(青色のチェックマーク)が付与されます。

Blueのメリットは次の4つです。

 

  • 認証マークが付与される(信頼性の向上)。
  • 一定期間、ツイートを編集・削除できる。
  • 最大4,000文字のツイートを発信できる(通常は最大280文字)。
  • タイムラインの「おすすめ」に表示されやすくなる。

この中で特に重要なのは4つ目のメリットです。

タイムラインの「おすすめ」に表示されやすくなれば、発信がユーザーの目に止まりやすくなり、新製品のPRやX(旧Twitter)キャンペーンを多くのターゲットに届けることができます。

X(旧Twitter)マーケティング戦略

X(旧Twitter)マーケティング戦略は、以下5ステップで進めていきます。

1.ターゲットを決める
2.目的を決める
3.手法を選ぶ
4.結果を測定する
5.効果測定を実施する

それぞれのステップを確認していきましょう。

ターゲットを決める

ターゲットを決めるには、ペルソナを設定するとスムーズです。

ペルソナとは、あなたが理想とする”たった1人の顧客”です。

商品・サービスを、どんな人に一番に買ってもらいたいか、想像してみてください。

顧客の年齢、性別、居住地、年収、生活スタイルなど、できる限り詳細に設定していきましょう。

ペルソナを設定したら、各項目の設定条件を少し広げてターゲットを決めていきます。

例えば、ペルソナの年齢が25歳だとすると、ターゲットの年齢”層”を20~30代に広げるイメージです。

目的を決める

フォロワーを増やしたいのか、インプレッションを上げたいのか、目的によって実行する施策が変わってきます。

ただ闇雲にX(旧Twitter)運用を行っても、期待する成果は上げられません。

目的を決め、目的に応じた最適な手法を選択することが大切です。

また、目的を決める際は必ず数値化するようにしましょう。

数値化することで結果を測定することができ、PDCAサイクルを回す際に役立ちます。

手法を選ぶ

前述した4つの手法から、目的に応じた手法を選択、もしくは組み合わせて実行します。

無料の手法からスタートし、ある程度アカウントが育ってきたら、有料の手法も取り入れていきましょう。

有料の手法の中では、 Blueからはじめるのがオススメです。

特に企業アカウントの場合、信用・信頼が重要ですから、認証マークを取得しておくとターゲットからの印象が良くなります。

結果を測定する

マーケティング手法を実行したら、結果を測定しましょう。

結果の測定には、ツイートの下に表示されるアナリティクスが便利です。

左から「リプライ数」「リポスト数」「いいね数」「表示数」を示しています。

『目的』で設定した数値と、アナリティクスの数値を比較して、実施したマーケティング手法が狙い通りに機能したのか、残念ながら失敗に終わったのか、結果を振り返ります。

効果測定を実施して改善を繰り返す

振り返った結果に対し、内容を修正して再チャレンジしましょう。

このとき、次の3点は必ず記録しておいてください。

・何を変更したのか?

・どのように変更したのか?

・変更前と変更後で、結果(数値)はどうなったのか?

X(旧Twitter)マーケティングに限らずマーケティング全般に言えることですが、「これが正確」という絶対的な法則はありません。

データを蓄積しテストを繰り返すことで、最適な条件を見つけることが大切です。

X(旧Twitter)マーケティングの注意点

X(旧Twitter)マーケティングの注意点は、大きく2つあります。

 

  • 炎上のリスクがある
  • 成果が得られるまで時間がかかる

それぞれの注意点を踏まえて、X(旧Twitter)マーケティングを実施していきましょう。

炎上リスクがある

SNSを利用する上で、炎上リスクはつきものです。

特にX(旧Twitter)は、良くも悪くも拡散力に優れています。

拡散力が高い=大量の人の目に触れる可能性があるということです。

そのため、色んな考え方・価値観を持つ人の目に触れる可能性を考慮し、発信内容は慎重に検討するようにしましょう。

成果が得られるまで時間がかかる

X(旧Twitter)で成果を出すには、ある程度の時間が必要です。

というのも、当然ですが最初はフォロワー不在の状態からスタートします。

発信してもほとんど見てもらえなかったり、「いいね」や「リプライ」などユーザーからの反応がない、なんてこともあり得ます。

アカウント立ち上げ当初は、こちらから積極的にユーザーにアプローチしたり、ユーザーが魅力を感じるキャンペーンを企画するなどして、地道にアカウントを育てましょう。

X(旧Twitter)マーケティングの成功事例

ここからは、X(旧Twitter)マーケティングの成功事例をご紹介します。

他社の成功事例を分析し、自社に活かせるポイントはどんどん取り入れるようにしましょう。

メルカリの成功事例

メルカリは、X(旧Twitter)キャンペーンを利用したマーケティングを得意としています。

このキャンペーンは、メルカリのアカウントをフォローして、該当するポストを引用リポストすると、プレゼントの抽選に応募できるというものです。

このキャンペーンにより、メルカリは28万7000回の拡散に成功しました(2023年7月16日時点)。

山崎製パンの成功事例

次に紹介するのは、山崎製パンがインフルエンサーを起用した成功事例です。

料理コラムニストの山本ゆりさんを起用したことで、このツイートは実に211万人以上の目に触れたことになります(2023年7月16日時点)。

インフルエンサーの拡散力は高いため、成功すれば大きな成果が期待できます。

アリナミン製薬の成功事例

アリナミン製薬が実施したX(旧Twitter)広告+X(旧Twitter)キャンペーンを組み合わせた成功事例です。

このツイートは、「テキスト」+「15秒間のPR動画」で構成されており、ポストの最後で、ユーザーに対してリポストを呼び掛けています。

X(旧Twitter)広告を活用することで、強制的にタイムラインや検索結果に表示させ、X(旧Twitter)キャンペーン(今回の事例ではリツイートを使用)により拡散を狙う。

その効果もあって、執筆時点(2023年7月16日)で、リポスト=569、表示数=1,175万回に達しています。

目的に合った手法を選択し、X(旧Twitter)マーケティングを成功へ導こう

X(旧Twitter)マーケティングでは、rキャンペーンや広告、インフルエンサーの起用などを組み合わせて、マーケティング戦略を展開することが可能です。

X(旧Twitter)とX(旧Twitter)ユーザーの特徴を十分に理解し、達成したい目的に合った手法を選ぶことで、X(旧Twitter)マーケティングを成功へと導きましょう。

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