インターネットの普及によりオウンドメディアを立ち上げる企業が増えています。
オウンドメディアを活用することで知名度や売上の向上につながります。
そこで今回はオウンドメディアの立ち上げ方をメインに、役割やおすすめのCMSを紹介します。
オウンドメディアの立ち上げを検討している方は、ぜひとも参考にしてください。
オウンドメディアとは?
オウンドメディアとは、自らが所有・管理しているメディアのことです。
オンライン・オフライン問わず、自己で所有・管理しているメディアであればオウンドメディアに分類されます。
一般的には、企業が自社で運営・発信するWebマガジンやブログなどをオウンドメディアと呼びます。
オウンドメディアには、ユーザーとのコミュニケーションを行うという目的があり、代表的な役割として以下の3つが挙げられます。
- 企業や商材のブランディング
- コンバージョン率の拡大
- リクルーティングで採用力の強化
オウンドメディアが担う役割を理解した上で、自社の目的を達成できるよう、さまざまな角度からアプローチしてみましょう。
オウンドメディアの立ち上げ方
ここからはオウンドメディアの立ち上げ方について詳しく解説していきます。
以下の10STEPをそれぞれ順に紹介していきます。
1.目的やコンセプトを決める
2.ターゲットを決める
3.コンテンツマップを作る
4.必要な機能を選択する
5.外注or自作を決める
6.サイト構築に必要なものを揃える
7.コンテンツ構成を考える
8.記事コンテンツの作成
9.記事コンテンツの公開
10.必要に応じてSNSや広告を活用
STEP1 目的やコンセプトを決める
オウンドメディア立ち上げの準備として、まずは目的やコンセプトを決めましょう。
目的を設定することで作成するコンテンツの方向性が定まります。
オウンドメディアを運営する目的は主に以下の4つが考えられます。
- ブランディング:商品や企業の価値を高める
- 集客:新規顧客獲得を目指す
- 売上UP:商品やサービスを購入してもらう
- 採用:人材を確保する
目的やコンセプトを明確にし、それぞれに適したオウンドメディア(コンテンツ)作りを心掛けましょう。
STEP2 ターゲットを決める
目的とコンセプトが決まったら、ターゲットを決めましょう。
オウンドメディアを通してコミュニケーションを図りたいユーザーがターゲットです。
ターゲットを決めるために、ユーザーの意識調査や顧客満足度調査などを実施したり、競合サイトをリサーチするのがおすすめです。
さらに、リサーチで集めた情報から、性別・年代・職業・年収など細かく設定した“ペルソナ”を決めるのもよいでしょう。
トレンドやニーズを把握し、より具体的なターゲットをイメージすることで、誰にどう発信すべきなのかが明確になります。
STEP3 コンテンツマップを作る
サイト作成において設計図のような役割を担う“コンテンツマップ”を作りましょう。
トップページから各カテゴリーへの分類、分類されたカテゴリー内で作成しなければならないコンテンツなどを階層構造で表現します。
コンテンツマップがないと重複ページができたり、サイト内の導線が複雑で使いにくいサイトが出来上がる可能性が高まります。
作業効率を上げるのはもちろん、ユーザーが使いやすいサイトを作るためにも、コンテンツマップは必要です。
STEP4 必要な機能を選択する
使いやすいオウンドメディアを作るために、必要な機能を選びましょう。
サイト内検索ができる機能やユーザー同士がコミュニケーションできる掲示板機能などがあると便利です。
オウンドメディアに必要な機能は制作段階で付けるため、。後で追加となると費用が上乗せされたり、納期が延びる原因になります。
予算内で納期通りに完成させるためにも、あらかじめ必要な機能は選んでおきましょう。
STEP5 外注or自作を決める
オウンドメディアを立ち上げる際、外注するのか自ら作成するのかを決めましょう。
WordPressなどのCMSを使用すれば初心者でもオウンドメディアは作成できます。
できる限りコストを抑えたい場合は自作運用がおすすめです。
しかし、よりオリジナリティの高いオウンドメディアが作りたい、自作する時間がないといった場合には外注を検討しましょう。
メディア制作を請け負ってくれる会社や個人はたくさんあるので、どこに依頼するか見極めが重要です。
料金や実績だけでなく、こちらが作りたいものを正しく理解してくれるか、ヒアリング力やコミュニケーション能力に問題がないかもチェックしておきましょう。
STEP6 サイト構築に必要なものを揃える
オウンドメディアを構築する際に必要なものがある場合は揃えておきましょう。
以下の4つが必要となる場合が多いです。
- 使用ツール(Wordpressなど)
- システム
- ドメイン
- サーバー
それぞれ無料・有料とあるため、特徴やメリット・デメリット、安全性や操作性などさまざまな項目を比較しながら準備してください。
STEP7 コンテンツ構成を考える
コンテンツが充実することで、オウンドメディアの質は高まります。
ユーザーが欲している情報をコンテンツにて発信していきましょう。
記事を作成する前に構成(目次)を考えると第三者のチェックもしやすく、完成後の大幅修正も避けられます。
どのようなコンテンツ構成にすればユーザーに満足してもらえるか、サイトにより長く滞在してもらうためにはどのような工夫が必要か、など。
ユーザーが使いやすいサイト作りを意識して考えましょう。
STEP8 記事コンテンツの作成
いよいよ記事コンテンツを作成していきます。
記事作成の前にガイドラインを作っておきましょう。
複数人で記事作成を行う場合、文体や文字数、NGワードなど統一(共有)しておきたい項目が出てきます。
作成前にガイドラインを作っておけば、誰が記事を書いても同じ様式のものが出来上がり、コンテンツに統一感が出て見やすくなります。
ガイドラインは外注の際にも必要となるため作成しておいて損はないでしょう。
記事はSEOを意識しながら書き進めるのがポイントです。
どんなキーワードが多く検索されているのか、ユーザーはどのような情報を求めているのか。
他サイトよりも価値のある情報が得られるサイトだと思ってもらえるよう、十分な情報収集や調査を基に作成してください。
STEP9 記事コンテンツの公開
記事コンテンツが完成すれば入稿し、オウンドメディアにて公開します。
記事の内容やターゲットによって公開日時を調整し、より効果的なタイミングを狙いましょう。
重要なのが公開後すぐに行いたい動作確認です。
代表的な確認項目は以下の5つです。
- 各デバイス(パソコン、スマートフォン、タブレット)で正しく表示されているか
- 表示崩れはないか
- 表示速度が遅すぎないか
- 本文中に貼っているリンクが正しく表示されているか
- SNSの共有ボタンが正常に動いているか
正しく表示されていないコンテンツはユーザー離れの原因にもなります。
公開後すぐに必ず確認してください。
STEP10 必要に応じてSNSや広告を活用
オウンドメディアを立ち上げた後、必要に応じてSNSや広告にてプロモーション活動を行いましょう。
検索エンジンやSNS、インターネット広告、メールマガジンなど流入経路は多いほど認知拡大が狙えます。
あらゆる方法でプロモーションを行い、認知度UPと集客を促しましょう。
オウンドメディアにかかる費用
予算組みや外注or自作を選択する際の判断材料となるため、オウンドメディア立ち上げから運営までにどれくらいの費用がかかるのか知っておきましょう。
今回は外注した場合とCMSを使って自作した場合の費用を比較します。
外注にてサイト構築を依頼した場合、オウンドメディア立ち上げの相場は50〜200万円程です。
制作会社にもよりますが、サイト構築以外にもコンテンツ作成なども依頼できます。
依頼する相手によって費用や依頼できる内容が異なるため、複数の会社に相見積もりをとるようにしましょう。
次にCMSを使って自作した場合、相場としては20〜30万円程度かかります。
使用するツールやテーマによって費用が変わり、無料のものを使えばさらにコストを抑えられるでしょう。
しかし、使えるデザインや機能に制限があるため、オリジナリティの高いサイトを作るのは難しくなります。
サイト構築期間にかかる初期費用に加えて、毎月運営費としてコストはかかるため、月々の予算も決めておきましょう。
オウンドメディア構築ににおすすめのCMS
オウンドメディアを自作する際におすすめなCMSを3つ紹介します。
1.Wordpress
2.CREAM
3.Movable Type
それぞれの特徴・強み・デザインなどを比較し、使用を検討してください。
1.Wordpress
WordPressは世界No.1シェアのホームページ作成ツールで、日本にも多くのユーザーがいます。
ほとんどのテーマ(デザイン)が無料で使用でき、サイト完成後に機能を追加することも可能です。
初心者でも使えるよう、サイト作成から更新までの流れが分かりやすくされています。
使いやすさや豊富なデザインなど、どれを使うか決めかねている人はまずWordpressを使ってみるのをおすすめします。
2.CREAM
CREAMでは記事特化型のオウンドメディアを簡単に作成でき、SEO対策に強いオウンドメディアを構築できます。
ウィジェット枠機能を使えば、自社のバナーやディスプレイ広告も簡単に設定・管理可能です。
メディア運営に欠かせない問い合わせフォームやマイページ機能、記事の承認機能なども標準装備されており、カスタマイズで機能を追加することもできます。
CREAMは、記事に特化したオウンドメディアを簡単に早く構築できるツールのため、ブログなどのメディアを立ち上げたい人におすすめです。
3.Movable Type
Movable Typeは有料のライセンス制を導入しているCMSで、オプションによって料金が変動する仕組みとなっています。
コンテンツ作成や更新がブログ形式で簡単にできるのが特徴です。
Movable Typeの提供元公認のプラグインのみが使用できるため、品質に申し分はなく、セキュリティ対策にも評判があります。
公官庁や教育機関、大企業での導入実績もあるため信頼できるでしょう。
WordPressと比較すると、利用できるデザインやプラグインが少ないため、カスタマイズの自由度は低くなってしまいます。
デザインやセキュリティなど重視したい部分を比較して、どのCMSを利用するか決めましょう。
オウンドメディア立ち上げ後のポイント
オウンドメディアを立ち上げた後は、長く運営するための3つのポイントを押さえておきましょう。
- コンテンツは定期的に更新する
- データを分析し改善する
- SEOの最新情報をキャッチする
ポイントを把握して、適切にオウンドメディアを運用してください。
コンテンツは定期的に更新する
コンテンツは定期的に更新するよう心掛けてください。
世間の情勢や流行、生活様式の変化、新たなツールの登場などターゲットが変化する可能性は常にあります。
その変化に合わせてターゲット(ペルソナ)のアップデートも必要です。
ターゲットが変われば発信するコンテンツ内容も変わります。
ユーザーが本当に求めている情報を発信できるように、調査結果やデータを基により良いコンテンツ作りを目指しましょう。
データを分析し改善する
オウンドメディア立ち上げ後は、“コンテンツの作成・投稿”、“データ分析”、“改善”を繰り返すことになります。
投稿コンテンツへのアクセス数や、ユーザーのサイト内での行動を分析することで、より戦略的な運用が可能です。
- なぜアクセス数が伸びたのか(減った)のか?
- なぜ特定のページにユーザーが集まるのか?
- なぜセッション数が伸びないのか?
これらのような改善すべき点を挙げ、分析を通して試行錯誤を繰り返しましょう。
これらの繰り返しはオウンドメディアでの集客・マーケティングを成功させるために必要不可欠です。
オウンドメディア運営は長期的に改善を繰り返す必要があることを理解しておきましょう。
SEOの最新情報をキャッチする
検索キーワードや関連ワードなど、SEOは常に変化します。
コンテンツを作成する度にSEOに関する最新情報は積極的に集めましょう。
的確なSEO対策ができているオウンドメディアはより多くの人の目に留まり、新規顧客獲得のチャンスも増えます。
情報が溢れる今、情報の収集・発信・分析は必要なスキルです。
まとめ:オウンドメディアを立ち上げて知名度や売上UPを目指そう
知名度や売上UPを目指すにはオウンドメディアの活用は有効的な方法です。
しかし昨今多くのオウンドメディアができ、競争は激しくなっています。
オウンドメディア立ち上げを検討されている方は、なるべく早く立ち上げることをおすすめします。
その際には、差別化やメディア(コンテンツ)のクオリティにも意識を持ちましょう。
情報が溢れ、埋もれてしまうネットの世界で、より多くのユーザーを獲得するために、第一歩を踏み出してください。
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