「質の高いホームページを作りたい。作成を外部に依頼したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
ホームページは自分で作成することもできますが、思い通りのホームページを完成させるには時間がかかります。
しかし、ホームページ作成の依頼先を選際はポイントや留意点を知っておくことが重要です。
そこで今回は、ホームページの作成を依頼する方法や、依頼先の選び方を説明していきます。
ホームページの作成を依頼するには
ホームページを外部に依頼するには、主にふたつ方法があります。
- ホームページ制作会社に依頼する
- フリーランスや個人に依頼する
それぞれ見ていきましょう。
ホームページ制作会社に依頼する
ホームページ制作会社に依頼することには、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、サポートが充実している、対応範囲が広いなどが挙げられます。
ホームページ制作会社では、WebディレクターやWebデザイナー、エンジニアなど、業務を分業していることがほとんどです。
そのため、対応範囲が広く、サポートも充実している場合が多いと言えるでしょう。
一方、デメリットもあります。
ホームページ作成は、人件費が原価のため、フリーランスや個人に依頼する場合に比べ、費用がかかります。
そして、担当者によっては、出来上がりのクオリティが変わる場合があるのです。
したがって、担当者としっかりコミュニケーションを取り、仕上がりのイメージを共有しておくことが大切です。
また、日本国内には、1万社以上のホームページ制作会社があるといわれています。
ホームページ制作会社によって、それぞれ得手不得手が異なります。
たとえば、集客に強かったり、UI/UXデザインが得意だったり、デザイン設計から運用までワンストップでサービス提供できる企業もあります。
依頼したい内容に合わせ、依頼先の強みを把握しておくと良いでしょう。
フリーランスや個人に依頼する
次に、フリーランスや個人に依頼する場合も見てみましょう。
フリーランスや個人に依頼するメリットは、一般的に、ホームページ制作会社に依頼するよりも費用を抑えることができます。
また、担当者が作成者本人である場合が多いので、完成イメージの共有がしやすいこともメリットと言えます。
デメリットとしては、人員が限られているため、担当者の都合で制作が滞る場合もないとは言えません。
そして、担当者のスキルにより、ホームページ制作会社に比べると、対応範囲が狭くなることが多いと考えられます。
フリーランスか個人への依頼先を探す場合は、クラウドソーシングサービスを利用すると良いでしょう。
クラウドソーシングサービスとは、インターネットを介して、業務を依頼できるサービスです。
担当者の実績や評価を確認することができるため、依頼先を探すのに役立ちます。
ランサーズやココナラ、クラウドワークスなどは、案件数も多く、実績や評価も確認しやすいため、よく利用されています。
依頼する前に決めておきたいこと
ホームページ作成を外部に依頼する前に、以下の点を確認しておくと、スムーズに依頼できるでしょう。
- ホームページ作成の目的を明確にする
- 機能やデザインをイメージする
- 依頼の範囲を明確にする
- 予算を検討する
ひとつずつ、具体的に見ていきます。
ホームページ作成の目的を明確にする
まず、ホームページ作成の目的を明確にしておきましょう。
例えば、企業のブランディングがしたいのであれば、高画質の画像や動画を使った、ドラマティックな演出が必要かもしれません。
商品を売りたいのであれば、商品写真だけでなく、商品説明や問合せフォームも必要になると考えられます。
ホームページ作成の目的がブレてしまうと、不要なデザインや機能を依頼してしまい、依頼先だけでなく、ユーザーの混乱をも招くことになりかねません。
したがって、あらかじめ目的を明確にすることが大切です。
機能やデザインをイメージする
ホームページの目的に沿った、搭載したい機能やデザインをイメージしておきましょう。
参考にしたいホームページや、デザインのイメージを雑誌などから切り抜いて、資料を作成しておくと、理想に近づきます。
さらに、デザインの完成見本である「デザインカンプ」や、どんなコンテンツがどこにあるのかを示す「サイトマップ」を用意できると、依頼先とイメージの共有がしやすくなります。
満足のいくホームページに仕上げてもらうためにも、事前に共有準備をしておきましょう。
依頼の範囲を明確にする
次に、依頼の範囲を明確にしましょう。
ホームページの作成段階は、おもに、企画設計、デザイン・コーディング、システム開発、集客・マーケティング、管理・運用とメンテナンスなどがあります。
企画設計は、ホームページの目的に沿ったコンテンツやデザインの設計からお願いすることになります。
デザイン・コーディングは、決定したデザイン案に沿って、コーディングをし、そのデザイン案をホームページ上に実装していく作業です。
システム開発は、搭載したいシステムや機能、アプリケーションを、主にプログラミングを駆使して実装します。
集客・マーケティングは、SEO対策をしたり、Googleアナリティクスなどを利用してユーザー分析をして集客を図ります。
課題発見と改善を繰り返すことで、目標を達成することが目的です。
管理・運用とメンテナンスは、ホームページ完成後のアフターフォローとして、実際の運用や、問題が発生した時のメンテナンスを依頼できるかになります。
すべてを依頼するのか、自社でできるところまで準備するのか、予算や時間、社内リソースをよく考慮したうえで、どこまでを依頼するのか決めましょう。
予算を検討する
作成したいホームページの目的やイメージ、依頼範囲が固まったら、予算を組んでおきましょう。
そのために、搭載したい機能や依頼範囲に見合った相場を調べておきましょう。
依頼先に見積もりを取る際、参考にできます。
ホームページ制作の依頼先の選び方
では実際に、ホームページ制作の依頼先の選び方を見ていきましょう。
おもに、やるべきことは3つです。
- 依頼先候補を探す
- 依頼先の担当者と打合せをする
- 依頼先を決定し、発注する
ひとつずつ見ていきます。
依頼先候補を探す
まずは、依頼先を探しましょう。
紹介やインターネット検索、ポータルサイトなどで依頼先候補を探します。
ホームページ制作会社を探す場合は、ホームページの目的に沿った条件を検索ワードに加えて、粘り強く探すと良いでしょう。
ホームページ制作会社は、日本国内に1万社以上あると言われています。
そのため、数社を比較し、一括で見積もりを取ることのできるサービスを提供している会社もあります。
依頼先探しに時間を費やせない場合は、そういったサービスを利用するのも良いかもしれません。
フリーランスや個人に依頼する場合は、インターネットを介して業務を依頼できる、クラウドソーシングサービスを利用すると便利です。
依頼先の候補と打合せをする
ホームページ制作の依頼先候補の担当者と打合せをしましょう。
その際、依頼する前に決めておいたことをしっかり先方に伝えましょう。
担当者とのコミュニケーションは、ホームページの出来を左右するため、とても重要なプロセスです。
そのため、依頼先はいくつか候補をつくっておき、納得できる候補先を選べるようにしましょう。
依頼先を決定し、発注する
依頼先に見積もりを取り、提案内容を確認し、やりとりした感触などを元に、発注先を決定しましょう。
依頼する前に決めておいたように、チェック項目は多岐にわたるため、予算の変更や、デザイン設計の変更、担当者とのコミュニケーション・ミスが起る可能性もあります。
複数の候補先を比較し、依頼先を決めましょう。
依頼先を決める際の注意点
依頼先を決める際の注意点を見ていきましょう。
依頼先候補の担当者は、自社とホームページ制作会社の窓口になります。
ここで共通認識の相違があると、ホームページ制作が始まった際、情報の行き違いや、内容に齟齬や問題が生じてしまいます。
担当者と打合せをする際、他に何を注意すれば良いのか、見ていきましょう。
業界知識があるか
担当者が、自社の作りたいホームページの業界知識を、ある程度持っているのか確認しておきましょう。
特に、専門的な業種の場合、専門用語の理解やシステムの希望を理解するのに、ある程度の知識があると良いでしょう。
担当者とコミュニケーションがとりやすいか
担当者は、依頼先との窓口なので、コミュニケーションが取りやすいかどうかも重要なポイントです。
こちらの要望を理解でき、円滑なコミュニケーションが取れる相手なのか、確認しておきましょう。
対応範囲の確認
依頼先の対応範囲が、こちらの依頼範囲と合致しているのか確認しておきましょう。
こちらの社内リソースが足りない場合、依頼先で対応できないと、せっかくホームページを作成しても運用ができなくなってしまいます。
数社に見積もりを取る
ホームページ制作を依頼する際は、必ず複数社に見積もりを取りましょう。
ホームページ制作は、依頼範囲やデザイン、機能などが多岐にわたるため、明確な価格設定が困難です。
複数の見積もりを取ることで、予算の相場を知ることができますし、依頼先の得手不得手を知ることもできます。
また、自社でも事前に相場を調べておき、比較検討することが必要です。
まとめ:ホームページ制作の依頼は下準備が大切
ホームページの作成費用は、サイトの規模によって、機能やページ数が変わります。
そのため、安易に比較できません。
また、依頼範囲や依頼先の得手不得手によっても、見積もりが変わってくるでしょう。
費用をなるべく抑えるためには、事前に作成したいホームページの目的をしっかり決めて、イメージをある程度固めておき、依頼範囲を確認しておくことが重要です。
自社の希望に合った依頼先が見つけるためにも、下準備を怠らないようにしましょう。
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