企業ブログは、Facebook ・X(旧Twitter)などのSNSや、インターネット広告と並ぶ、重要な情報発信ツールの1つです。
ブログを通じて、自社のビジョンや理念、製品・サービスに関する情報を提供できます。
しかし、いざブログをはじめようとすると、「なにを書けばいいの?」「ブログの目的は?」「どんな成功事例があるの?」など、悩みは尽きないでしょう。
そこで今回は、企業ブログの目的と、書き方のコツを解説します。
情報発信ツールとしてブログを取り入れたい広報担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
企業ブログの目的と重要性
企業ブログは、オウンドメディアの1種です。
オウンドメディアとは、企業自身が所有するメディアチャンネルで、ブログのほかに、コーポレートサイトやSNSアカウントなどが含まれます。
ブログには、情報発信をはじめ、ブランドの浸透やクライアントのファン化、採用活動に至るまで複数の目的があります。
目的を達成するためには、クライアントや採用希望者との信頼構築が必要です。
そしてブログは、クライアントや採用希望者と直接コミュニケーションが取れるため、信頼を構築する上で、重要な役割を果たします。
情報発信ツールとして、ブログを有効活用するために、目的と重要性をしっかりと把握しましょう。
企業ブログの目的とは?
企業におけるブログの目的は、次の5つです。
目的を見据えて、情報発信する内容を選びましょう。
企業ブログが重要な理由
ブログの特徴として、過去に書いた記事が蓄積され、1つのコンテンツになります。
読者からすると、いつでも好きなときに見たい情報を閲覧でき、アーカイブ的な役割を担っています。
ブログが重要な理由は、蓄積型コンテンツとしてコーポレートサイトやSNSアカウントには真似できない特徴を持っているためです。
成功事例に学ぶ企業ブログの活用方法
企業ブログの活用事例を3つ紹介します。
「転用できる点はないか」「アレンジすれば使えるのではないか」など、自社に置き換えながら、読み進めてみてください。
集客の事例「THE LANCER」
「THE LANCER」は、クラウドソーシングの代表格であるランサーズ株式会社が運営しているブログです。
ブログのテーマとして「働き方を、もっと自由に。」を掲げ、フリーランスや在宅ワーク、副業など、さまざまな働き方を紹介しています。
ブログの中には、ランサーズのリンクが配置されており、記事を読んで興味を持った求職者を誘導しています。
採用の事例「Sky IT TOPICS」
「Sky IT TOPICS」は、ICTインフラサービスやソフトウェア開発を行うIT企業であるSky株式会社が運営するサイトです。
同サイトでは、情報セキュリティやIT運用、テクノロジーに関する最新の動向などを発信しており、興味を抱いたターゲットを取り逃さないように、サイトの終わりに採用情報リンクが貼られています。
ファン化の事例「ECマーケティングブログ」
「ECマーケティングブログ」は、オンラインストアをインターネットに展開する個人や小規模の小売業者に、支払い・マーケティング・出荷などのツールを提供しているShopify Japan株式会社のブログです。
同ブログには、オンラインストアをはじめるときに必要な情報が満載で、ターゲットはあちこちリサーチする必要はありません。
ターゲットが知りたいであろう内容を網羅的に掲載しており、ファン化によって、他社への流出を防いでいます。
企業ブログの書き方とSEO対策
ブログは、SNSアカウントでの発信や広告を使わなければ、その存在をPRできません。
基本的には、Google検索によって、読者のほうからアクセスしてもらう必要があります。
そこで欠かせないのが、SEO対策です。
せっかくブログを書いても、読者に読まれなければ、意味がありません。
適切なSEO対策をおこない、読者から見つけてもらえるブログを立ち上げましょう。
SEO対策とは?
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略です。
読者がGoogle検索したとき、検索結果の上位に自社ブログを表示させるための書き方をSEO対策といいます。
しかし残念ながら、SEO対策に絶対的な正解はありません。
それは、Google社が、検索順位を決めるためのルールであるアルゴリズムを公開していないためです。
ただし、ヒントがないわけではありません。
Google社が検索アルゴリズムの中で重要視している4つの要素が存在します。
これだけは知っておきたいEEAT
Googleの検索アルゴリズムの中でも重要な要素のひとつであり、コンテンツの品質評価に関連しているのが、EEATです。
EEATとは、次の4つの言葉の頭文字を表しています。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
EEATは、SEO対策の中でも特に重要で、Googleの品質評価ガイドラインでも言及されています。
SEO対策には、細かいテクニックも含め複数の方法が存在しますが、まずは、根幹となるEEATを押さえましょう。
企業ブログを成功させるためのポイント
ブログを成功させるためのポイントは以下の4つです。
- 目的の明確化
- ターゲットの決定
- キーワードの選定
- EEATを意識した記事
4つのポイントを踏まえて、ブログを成功に導きましょう。
目的の明確化
まずは、ブログの目的を決定します。
目的が明確になれば、おのずとブログの方針や内容も決まっていきます。
たとえば、集客用のブログを書きたいのであれば、製品の魅力や、サービスを利用した前後で起きた変化など、読者が思わずほしくなるような記事を書く必要があります。
目的を決めずに書きたい記事を書くだけでは、単なる自己満足で終わってしまうため注意しましょう。
ターゲットの決定
目的が決まれば、次はターゲットです。
たとえば、ブログを採用活動に使うのであれば、ターゲットは就職活動している学生、もしくは転職を考えている20代後半~30代前半の会社員となるでしょう。
ターゲットを絞ることで、読者が共感を抱く記事が書けます。
キーワードの選定
目的とターゲットが決まれば、次はいよいよキーワードを選定します。
ブログを成功させる上で、キーワードの選定は特に重要です。
なぜなら、ブログとターゲットを結び付ける唯一の手掛かりがキーワードだからです。
ターゲットが入力したキーワードをもとに、Googleの検索エンジンが優先順位をつけて結果を表示します。
的外れのキーワードを使ったブログは検索結果に表示されず、ターゲットに出逢えないままです。
「どのようなキーワードを入力するのか?」ターゲットになりきり、想像力を働かせてキーワードを選定しましょう。
EEATを意識した記事
最後に、SEO対策として重要なEEATを踏まえた記事を書きましょう。
たとえば、Experience(経験)であれば、単に製品の特徴を羅列するだけではなく、実際に自社スタッフが使用した感想などを掲載すると効果的です。
また、洋服などの場合であれば、スタッフの身長+着用した写真を載せておけば、ターゲットは寸法が分かりやすいですし、購入後をイメージしやすいでしょう。
企業ブログを書く上での注意点
ブログを書くときには、2つの注意点があります。
1.誤ったSEO対策
2.やってしまいがちなNG記事
この2つに共通するのは、ブログ作成者はSEO対策のつもりでやっているにもかかわらず、結果が出ない、もしくは悪化させる可能性がある点です。
やればやるほどGoogle検索エンジンから嫌われ、ターゲットに読まれないお蔵入りの記事を生み出してしまいます。
2つの注意点を意識してブログを書きましょう。
誤ったSEO対策
SEO対策として、むやみやたらにキーワードを使うのはやめましょう。
以前は、Google検索でヒットしやすくするために、キーワードを何度も使った時代もありました。
しかし、近年は、GoogleのポリシーであるGoogleが掲げる10の真実にある通り、徹底的にユーザー(=読者)の利便性を追求しています。
同じキーワードが何度も登場する読みにくい記事よりも、読者の読みやすさが優先される傾向にあります。
誤った情報に惑わされず、読者にやさしい記事を心がけましょう。
やってしまいがちなNG記事
やってしまいがちなNG記事は、以下の4つです。
- 専門用語を使う
- まわりくどい表現
- PRや宣伝ばかり
- 誤字脱字
一般的に、「中学生でも読める平易な文章で書きましょう」といわれますが、読者がストレスなく読める記事を書くことが大切です。
専門用語や冗長な表現で知識をひけらかしたり、製品を販売したいがためにPRや宣伝に偏ったりするのはやめましょう。
ブログを活用して企業活動を有利に進めましょう
今や企業ブログは、SNSと並ぶ重要なオウンドメディアの1つです。
貴重な情報発信ツールであるブログを有効活用するには、目的やターゲットを見定めた記事を書きましょう。
また、せっかく書いた記事をターゲットに届けるために、適切なSEO対策を講じることが大切です。
本記事で取り上げた成功させるためのポイントや、書くときの注意点を確認しながら、さっそくブログを立ち上げましょう。
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