サイト運営を行うにあたって、情報を多くの人に届けるためにアクセス数に注目することが重要です。
スマートフォンやパソコンの普及が進む昨今、インターネットを活用し必要な情報を手に入れることは珍しくありません。
情報が欲しい、解決したいと思う人が検索エンジンを通して欲しい答えを瞬時に得ることが可能となりました。
そして企業や個人でWebサイトを作り、商品や催物の紹介や宣伝、定期的な情報提供などを行っています。
しかしどんな中身の良いサイトを作っても、閲覧する人が少数だと望ましい成果は得られません。
そのため、アクセス数を増やし、いかに多くの人にみてもらうかが重要になってくるのです。
今回はアクセス数について詳しく見ていくとともに、有益にサイトを活用する術をお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
サイトのアクセス数とは
アクセス数とは「ユーザーがホームページを閲覧した数値」です。
自社で運営しているホームページや他社サイトのアクセス数を調べるとWeb戦略を考える材料になります。
Web戦略で明確にしたターゲット顧客の属性(出身地・年齢・性別・職業)が分かるようになります。
属性に合わせたピンポイントな情報発信をすることでより、効率的なマーケティング活動ができます。
サイトのアクセス数を図る指標として、「PV」「セッション数」「ユーザー数」があります。
アクセス解析でPV数(ページビュー数)と呼ばれる指数もアクセス数です。
他にもセッション数といった指標がアクセス数として使われます。
この後、さらに詳しく説明していきます。
PV数とは
PV数とはWebページの閲覧数のことを指します。
たとえば期間中10人が10ページずつ閲覧した場合のPV数は100です。
一人が100ページを閲覧してもPV数は100になります。
PV数が多いほど、何度もユーザーに閲覧された人気のページであると分かります。
セッション数とは
セッション数とは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の流れを指します。
Webサイトにアクセスしてから離れるまでをセッション数「1」とします。
セッションが途切れない限り、ユーザーが何ページ閲覧しても、セッション数は「1」とカウントされます。
セッション途中でもセッション数が2以上にカウントされるケースもあります。
一定時間の操作がなくセッション切れが発生する場合やセッション中に0時をすぎる等です。
必ずしもセッションが切れるのは離脱したときだけではないため、注意してください。
ユーザー数とは
ユーザー数とは特定の期間、Webサイトに訪問した人数から重複分を除く人数のことです。
ユニークユーザー数やユニークビジター数などと呼ばれる場合もあります。
同一ユーザーであっても、ブラウザやデバイスを跨ぐ場合は、重複して計測されます。
アクセス数が増えるメリット
アクセス数が増えるとメリットが生まれます。
端的に言うと、アクセス数が増えれば増えるほど、サイトの露出が増えます。
すると自社のサービスや商品を知っている人が増え、必要としている人に届けることができるのです。
会社自体が影響力のあるWebサイトだと認識され、検索結果の上位に表示されやすくなり次のようなメリットが受けられます。
- 知名度の向上
- 宣伝効果
- 売り上げアップ
それぞれのメリットについても見ていきましょう。
知名度の向上
会社の知名度が高いとは、その企業や商品・サービスの名前が多くのユーザーに知られている状態を指します。
知名度の向上とは、無名の状態に比べビジネスを問わず顧客からの信頼を獲得する上で、有効な手段です。
会社の知名度は商談の成約率や集客力といったビジネスシーンの指標に大きな影響をもたらします。
宣伝効果が高い
宣伝効果とは、顧客・ユーザーの購買サイクルに対するマーケティング行為です。
したがって、宣伝効果は、顧客・ユーザーの認知から興味・関心、比較検討、購買段階に対する行為の効果と言えます。
宣伝広告を通して製品・サービスの存在や名前を認知している人に対して、実際の売上につなげるのを目的としています。
宣伝効果が高いと、製品・サービスの魅力や効能性能の理解を高めることも可能です。
売り上げアップ
売り上げは、お店に何人がきて(アクセス数)購入した人の割合がどれくらいで(転換率)、平均いくらの買い物をしたのか(客単価)で導き出されます。
アクセス数と転換率、客単価を高めることで売上アップが図れるため、アクセス数も重要な指標であることがわかります。
そのため、アクセス数が増え多くの人が閲覧し、購入したいと思う人が増えることで売り上げアップにつながります。
アクセス数を調べる方法
Webサイトのアクセス数を分析すると、最短距離で成果につなげるためのヒントを入手できます。
また、自社だけでなく、上位表示されている競合サイトのアクセス数を分析すると、打つ手を見つけ出せます。
アクセス数を調べるにはいくつか方法があります。
- Googleアナリティクスを使う
- Similarwebでアクセス数を調べる
- ahrefsで競合サイトを分析する
それぞれの特徴をみていきましょう。
Googleアナリティクスを使う
Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供するWebサイトのアクセス状況を分析できるツールです。
アクセス状況とは、Webサイトに訪問したユーザーの特性や行動を分析します。
アクセス解析のコツをつかめば、問い合わせ数やECサイト上での売り上げを増やすためのヒントが見つかります。
Googleアナリティクスを使うと、Webサイトに関して下記の内容が分かるようになります。
・ユーザーの属性(性別・年齢・地域・新規・リピーター・デバイス・ブラウザ、OS)
・どこから(集客チャンネル、検索キーワードー、広告、SNS)
・どう行動したか(全てのページ、ランディングページ、離脱ページ、サイトの表示速度)
「商品詳細ページが分かりにくいのでは?」と仮説を立てたうえでデーターを確認すると、現在のサイトの改善点が見えてきます。
また、目標の設定として、お問い合わせ数などの計測もできますので施策の効果測定にも役立ちます。
Similarwebでアクセス数を調べる
Similarwebとは、世界規模でWebサイトの分析ができる無料のマーケティングツールです。
世界中の大手企業に市場分析データ、Web解析データ、データマイニング、を提供しています。
収集、測定、顧客エンゲージメントの統計を用いたビッグデータ技術を、Webサイトやアプリ分析のために使用することが可能です。
ahrefsで競合サイトを分析する
ahrefsとは、全世界で約60万人が導入していると話題の有料SEO分析ツールです。
競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアでの反応を分析できます。
データ量が世界最大級で、データ更新頻度が圧倒的に速いのが特徴です。
そもそもホームページアクセス数の目安は?
アクセス数が増えればメリットや分析にも役立ちます。
しかしどれくらいのアクセスがあれば効果をもたらされるのでしょうか。
市場の大きさや、業種やサービスの違い、商品単価、売上目標、ホームページの目的など、要素によって目安は全く違ってきます。
ただ現在のサイトのアクセス数が多いのか、少ないのかどう判断したらよいか分からない方は次の方法で目安をたててみましょう。
競合サイトを目安にする
先ほど紹介したツールをもとに、競合サイトのアクセス数を調べます。
無料の競合サイト調査ツールとして最も有名なツールの一つがSimilarwebです。
URLを入力するだけで、そのサイトの流入チャンネル別のアクセス数や検索流入のキーワードが閲覧可能です。
競合サイトのアクセス数を見て、自社のアクセス数が多いか少ないかで目安にする判断方法もあります。
上場企業のアクセス数を知ろう
上場企業のアクセス数を調べて目安にする方法もあります。
国内上場企業3909社のwebサイトを対象にSEOランキングを行った調査では、下記の結果が示されています。
1位「MonotaRO」で約965万
2位「任天堂」で878万
3位「ソフトバンク」で871万
業種別では下記の通りです。
1位「小売業」約6600万
2位「情報・通信業」約4400万
3位「サービス業」が2400万
参考:【2023年最新】上場企業3,909社のSEOランキングレポートを公開
上場企業のサイトはどのようにアクセス数を獲得できているかなどを分析し、自社のサイトに活かしていきましょう。
自社の目的によって理想のアクセス数は異なる
アクセス数は企業、業種により大きく変わってきます。
したがって、一律にどれくらいのアクセス数があればいいとはいえません。
例として、ネットショップなどの小売業者の目安となるアクセス数は月間10000セッションといわれています。
ネットショップでは多くの人に見てもらい購入につなげる目的のため、このような高い数値となります。
しかし高い数字がどの企業も必要かというとそうではありません。
小売業、サービス業、銀行業、卸売業などそれぞれの目的は違うので、適切なアクセス数を理解することが重要です。
アクセス数を増やす方法
サイトを作ってアクセス数がなければせっかく作ったサイトに意味がありません。
できるだけ多くの人に見てもらうためにもアクセス数を増やしていきましょう。
アクセス方法を増やすには、下記の方法があります。
- ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作る
- 定期的にコンテンツを作成
- Web広告やSNSを配信する
それぞれの内容を見てみましょう。
ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作る
ユーザーは答えや方法などを知りたいと考え、検索行動を行います。
しかしせっかくアクセスしても、そのコンテンツでユーザーの悩みを解決できなければ別サイトへ流れてしまうのです。
そのため、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを提供する必要があります。
検索エンジンのアルゴリズムでは、ユーザーの疑問や興味関心にしっかりと答えているWebページを評価し、高い順位をつける仕組みが採用されています。
したがってコンテンツの評価を上げる施策を行い、上位表示を狙うことでアクセス数の増加が見込めるでしょう。
定期的にコンテンツを作成
新しい記事を追加すると、過去記事の読者が再訪してくれてリピーターになる可能性が高まります。
同時に情報が新規性を担保しているので、訪問者の信頼性獲得にもつながります。
ブログやホームページを運用し始めたばかりの時は、アクセス数はなかなか伸びません。
一般的には、検索結果の上位に表示されるようになるまでに少なくとも3ヵ月から6ヵ月の期間が必要となってきます。
そのため、定期的にコンテンツを作成し更新していかなくてはなりません。
web広告やSNSを配信する
Web広告は広告費が発生しますが、確実にアクセス数を増やせる方法です。
ただし、アクセスアップの目的、どんな人に見てほしいかなど、方針を明確にして行わないと効果が得られません。
広告と内容がミスマッチであればユーザーは離脱する可能性があります。
ターゲットと内容がマッチしているものにしましょう。
また、SNSで積極的にシェアをしてアクセス数の増加に努めるのも一つの方法です。
SNSは基本的に無料で運用可能で、拡散すると大きく情報が出回ります。
SNSでは一気に注目を集めるよりも、長期的な関係性の構築が安定したアクセス数の増加につながります。
上記の点を意識しながらサイトを活用していきましょう。
アクセス数を分析してサイトへの流入を増やそう
アクセス数を分析すると伸び悩んでいる原因が把握できます。
定期的に測定し、改善を繰り返すことでサイトへの流入を増加させることにつながるでしょう。
多くの人に見てもらうためにアクセス数を分析して、サイトの強みにしてください。
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